ここ数日間シマンテックは、少なくとも過去 2 年間ひっそりと活動を続けている新しい脅威を解析してきました。この脅威について独自の解析結果を発表している CrySyS からも連絡を受けています(CrySyS はこの脅威を「Skywiper」と呼んでいます)。W32.Flamer は、イランの National CERT が最近報告した脅威とも同じものである兆候があります。手に入れたサンプルを解析したところ、複数のコンポーネントを利用する複雑なコードが見つかりました。実行可能ファイルは、一見すると問題ないように見えますが、詳しく調べると悪質な機能が巧妙に隠されています。 この脅威の内部コードの複雑さは、今までに解析してきたマルウェアの中でもトップクラスの複雑さを持つと言える Stuxnet や Duqu のコードにも匹敵します。この 2 つと同様、W32.Flamer のコードも個人が書いたも