愛知県岡崎市消防本部に配備されている関節連結型全地形対応車「レッドサラマンダー」は、非常に高い踏破性能を持つ特殊車両です。シンガポールの軍需企業STエンジニアリング製で、軍用車両「ブロンコATTC」の民生版「ExtremV」がその正体です。日本では消防車メーカーのモリタが輸入代理を行っています。 関節連結型全地形対応車とは 関節連結型全地形対応車とはスウェーデンのヘグランド「Bv.206」が最も有名ですが、本来は雪上で自由に走り回る目的の車両です。非常に幅広く長いクローラー(履帯)を採用して接地圧を可能な限り小さくして、足回りが沈み込まないように設計されています。 雪上(深雪)干潟(泥濘)降灰(堆積) 上記のようなタイヤ式の車両どころか通常の履帯式の車両でも足回りが沈み込んで行動不能になるような過酷な条件でも、関節連結型全地形対応車ならば走行が可能です。これらの条件の地形でも走行が可能なら