9月3日、世界銀行のゼーリック総裁は、世界経済について、成長が鈍化し、投資家の信頼が低下しており、「新たな危険地帯」に入りつつあるとの見解を示した。シドニーで8月撮影(2011年 ロイター/Tim Wimborne) [北京 3日 ロイター] 世界銀行のゼーリック総裁は3日、世界経済について、成長が鈍化し、投資家の信頼が低下しており、「新たな危険地帯」に入りつつあるとの見解を示した。北京での講演で語った。 同総裁はまた、欧州と米国に債務問題への対応を促したほか、過去最高水準となっている食料価格と不安定なコモディティ(商品)市場が、世界で最も弱い立場の人々を脅かしていると指摘した。 総裁は「欧州の金融危機は、通貨統合、銀行、一部の国の競争力に深刻な影響を与えるソブリン債務危機に発展した」と指摘。 一方「私の国である米国は、債務や歳出の問題、民間セクターの成長促進に向けた税制改革に加え、行き詰
【リオデジャネイロ=尾形聡彦】世界銀行は20日、東日本大震災の影響で、日本の実質国内総生産(GDP)成長率は一時的に鈍化するものの、復興に伴って、今年半ば以降には回復に向かう見込みだと発表した。正確に予想するにはまだ材料不足としながらも、東アジアの途上国経済に対する影響も短期的かつ限定的になるとみている。 世銀は今年上半期の日本の実質GDP成長率が鈍化すると予測。同期の日本の成長率が0.25〜0.5%幅押し下げられると仮定すれば、東アジアの途上国の輸出は0.75〜1.5%幅鈍化する可能性があると分析した。 ただ、1995年の阪神大震災が日本経済にもたらした影響は短期的だったことなどから、今年下半期以降は復興需要で成長率が加速すると見込んでいる。 また、世銀は民間予測などのまとめとして、東日本大震災の被害額は1220億ドル(約9.9兆円)〜2350億ドル(約19兆円)に上る可能性がある
11月8日、世界銀行のゼーリック総裁は、主要経済国は為替相場の指針となる新たな金本位制の導入を検討すべきとの見解を示した。10月撮影(2010年 ロイター/Yuri Gripas) [シンガポール 8日 ロイター] 世界銀行のゼーリック総裁は、8日付英紙ファイナンシャル・タイムズ(FT)への寄稿文で、主要経済国は為替相場の指針となる新たな金本位制の導入を検討すべき、との見解を示した。 総裁は、固定為替相場制によるブレトン・ウッズ体制が1971年に崩壊した後を引き継ぐ変動相場制の「ブレトン・ウッズII」体制が必要であると主張。 このシステムでは、「ドル、ユーロ、円、英ポンド、国際化後に資本収支の開放を目指す人民元の参加が必要になる可能性が高い」とし、「インフレやデフレ、将来の通貨価値に対する市場の期待を反映する国際的な基準として金を採用することも検討すべきだ」と述べた。
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