誰でも「いま手元にある以上にお金を使おう」とすれば、別の誰かからお金を借りてこなくちゃいけません。 それは個人でも政府でも同じですね。 政府の場合は、「誰かから借りる」ために国債という債券を発行します。 借用証書ですね。 借用証書と言っても、今は全部、電子化されてしまって紙の国債は新しく発行されることはありませんが。 政府の借金といっても内閣総理大臣が借金王になるわけじゃありません。 政府=国であれば、国の借金=国民自身の借金なわけです。 国って、誰のことでしょうか? 国債って何のことか、どんなものかを知ろうとすると、とかく「もうすぐ国債累増でハイパーインフレ!」(F巻さん)とか、「国の借金なんて財務省の陰謀!」(Yいちくん)とか、「国債が暴落しても長期なら平気!」(Sかみさん)など、トンデモな本が出てきちゃいます。 そんなの掴むとアレですので、いくつかブックガイドを。 国債の歴史―金利に