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2月16日(ブルームバーグ):格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは15日、UBSとクレディ・スイス、モルガン・スタンレーの格付けを最高3段階引き下げる可能性があることを明らかにした。同社は世界の資本市場で業務を展開している銀行・証券会社の格付けを見直す。 同社によると、ゴールドマン・サックス・グループとドイツ銀行、JPモルガン・チェース、シティグループは2段階格下げの公算がある。 同社は「資本市場で業務展開する企業は資金調達環境の不安定さ増大や、クレジットスプレッドの拡大、規制上の負担増、業務環境の困難さ増加といった課題に直面している」と指摘。「このような問題は信頼性への影響の受けやすさや相互依存性、リスクの不透明さといった固有の脆弱性とともに、こうした企業のより長期的な収益性や成長見通しを低下させている」と説明した。 また、同社によると、バークレイズとBNPパリバ、ク
■市場センチメントが改善されたように見えるが… 足元の為替市場では、米ドル高の勢いが一服している。 9月29日(木)のマーケットでは、ドイツ連邦議会の下院で欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能拡充法案が賛成多数で可決されたことを受け、ドイツ国債の価格は下落(利回りは上昇)し、ユーロ圏の主要株価指数は上昇といった形で歓迎された。 実際のところ、この法案に予想以上の賛成票が集まったことで、メルケル首相の指導力の健在ぶりが世間に明らかとなった。大国であるだけに、ドイツの政治的な安定と団結は市場に安心感を与えたと思われる。 しかし、可決された法案はギリシャ支援を目的としているものの、皮肉にも、マーケットはギリシャのデフォルト(債務不履行)を織り込んでいる。 ドイツ議会の可決を求める本当の狙いは、為政者に対して、ギリシャ以外の国への危機拡大を防ぐという包括的な対応にある。 ギリシャの「次の番
UBSのトレーダーが無許可のトレードで1500億円の損失を出したというニュースが出ています。 このトレーダーはUBSのデルタ・ワン自己売買部門に所属しています。 そこでデルタ・ワンという商品分野を説明します。 先ずデルタ(delta δ)とはトレーディングの世界では次のように定義されます: 原資産が1動いたとき、そのトレード対象がどれだけうごくか? いま「デルタが1だ」と言った場合、原資産の動きとそのトレード対象の動きが限りなく同一に近いことを示します。 一例で示せばSPDR S&P500 ETF(ティッカー:SPY)はその元になっているS&P500指数と限りなく似た値動きをするのでデルタ・ワン関連商品だと位置づけることが出来るでしょう。 このようにETFやエクイティー・スワップが普通、投資銀行のデルタ・ワン自己売買部門でトレードされる商品となります。 最近、投資銀行の業績は世界的に落ち込
UBSで不正取引が発覚したトレーダーが一体どのくらいの給料を貰っていたのかについてロンドンのeFinancial Careersの「屠殺夫人」ことセーラ・ブッチャーが次のように書いています: デルタ・ワン・デスクの或るヘッドハンターは私に次のように語った。「クウェク・アドボリはたぶん基本給で12万ポンドくらい貰っていた筈だ。若し彼の年間売上高が500万ポンド程度だと仮定すればボーナスは25万ポンド程度だったのではないか?ただ彼はUBSのミドルオフィスからフロントオフィスに配置転換されただけで同業他社を渡り歩いていないのでもっとお給料は安かったとも仮定できる。 ミドルオフィスというのはバックオフィス(受渡部)とフロントオフィス(営業部ないしトレーディング部)の中間を指し、基本受渡部的な業務が中心ながら或る程度フロントの仕事もこなす部署を指します。 一般に欧米の投資銀行ではバックオフィスよりフ
ここ数週間、雨の多い肌寒い日が続くスイス。大銀行の上空も雨模様だ。最大手のUBS銀行に続き、第2大手のクレディ・スイス(Credit Suisse)銀行も低迷の第2四半期業績を発表した。 世界的な債務問題や納税問題に並んで、スイスフラン高と投資熱の低下も銀行を苦しめている。 7月26日、UBSが第2四半期の業績を発表した。利益は前年同期に比べ半減し、10億フラン(約970億円)を計上。2日後の28日にはクレディ・スイスも同じく業績の低下を発表した。純利益は7億6800万フラン(約743億円)で前年同期比の半額以下となった。 両行とも今回の業績は予想以下。このままでは、UBSは2014年の利益目標を達成するのはおそらく不可能だろう。この目標達成は、金融危機に見舞われ、その後公的資金による救済を受けた後、UBSが通常の体制に戻るために不可欠な要素と見なされている。 債務と税金 今回の業績には、
UBS銀行は2月8日に業績発表の記者会見を開いたが、ここでスイスから業務の一部を撤退させる方針を明らかにした。 スイスでは今年中にも規制が強化される予定で、これを回避するため、リスクの多い投資部門を規制の緩やかな国へ移行する計画だ。 イギリスかアメリカへ UBSの最高経営責任者 ( CEO ) のオズワルト・グリューベル氏は、世界は将来的に、国際的な銀行規制システムに則った不均衡な競争の場になるとみている。 「各国がそれぞれ独自の規制を施行してさらなる金融クラッシュを防ごうとしているが、最も厳しい規制を敷こうとしているのがスイスだ」 連邦政府はスイスの2大銀行であるUBSとクレディ・スイス ( Credit Suisse ) に対し、リスク対策として世界の標準の3倍に相当する自己資本率を求めている。 この要求を回避するため、グリューベル氏は投資部門を別の国に移して、リスクの伴う業務をスイス
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