月経血から心筋細胞 慶応大など「幹細胞源として期待」2008年4月24日11時1分印刷ソーシャルブックマーク 【ワシントン=勝田敏彦】女性の月経血には、からだのさまざまな組織に変化する可能性がある幹細胞が豊富に含まれ、条件を整えると、心臓の細胞(心筋細胞)に高い確率で変化して拍動もすることがわかった。慶応大と国立成育医療センターなどのチームが実験で示した。チームは「月経血は新しい幹細胞源として期待できる」としている。17日付の米専門誌ステムセルズ(電子版)に論文を発表した。 チームは、女性6人に協力してもらい、月経血をガラスの容器に採取して培養。人工的に心筋梗塞(こうそく)を起こしたネズミの心臓に移植したところ、症状の改善が確認された。 また試験管内の分化誘導実験では、月経血に含まれる細胞の20%が心筋細胞に変わって、自ら拍動を始めた。 現在、病気の治療に幹細胞を使うときは、赤ちゃんのへそ
心停止、とにかく胸押して 救急医ら調査、指針見直しへ 2008年04月05日13時43分 心停止状態で倒れている成人を助けるには、胸を押し続けて圧迫するだけでも、人工呼吸を加えた方法と同じ蘇生効果があることが、日本の二つのグループの調査でわかった。調査を受けて米心臓協会(AHA)は、この「圧迫」を蘇生法として市民に勧める見解を発表。日本でも指針が見直される見通しだ。 心臓発作などで倒れた場合、命を大きく左右するのは早期の心肺蘇生。蘇生法は、胸の真ん中を押す「胸骨圧迫」と人工呼吸を交互に行うのが原則で、海外でも同じ。ただ、第一発見者の多くはたまたま居合わせた人。他人に口をあわせる人工呼吸に抵抗感があるのが課題だった。 ところが京都大の石見拓・助教や大阪府の救急医らの調査で、人工呼吸を省いても効果が変わらないことがわかった。調査対象は、98〜03年に心臓病で心停止して倒れたが、近くに人がいた大
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