関連キーワード ハードディスク | SSD | ディスクストレージ | ストレージ SSD(ソリッドステートドライブ)をはじめとするフラッシュストレージの大容量化と低価格化が進んで、ストレージの主流がHDDからフラッシュストレージに移行している。とはいえデータセンターでは今でも、HDDが重要な役割を果たしている。HDDの出荷容量が増加傾向にあることは前編「SSDに“主役”を譲っても『HDD』の出荷容量が伸び続ける理由」で触れた通りだ。後編に当たる本稿はHDDが採用されている用途とともに、HDDとフラッシュストレージを選択する際にどのような視点で検討すればよいのかを考察する。 HDDの用途 企業の間ではハードウェアを自社が保有・運用するオンプレミス型のインフラから、ハードウェアの運用をベンダーに任せるクラウド型のインフラを併用するモデルに移行する動きが広がっている。長期的なアーカイブ用途を除