眼圧が正常にもかかわらず、視野が狭くなる「正常眼圧緑内障」の診断がテレビの「砂嵐画面」を使って、簡便にできることを知っている人は、わずか6・1%。製薬会社ファイザーが40歳以上の男女8700人を対象にしたインターネット調査でわかった。 砂嵐画面は、電波を受信してないチャンネルで、ザーッと音が流れている状態。緑内障の診断法は、この画面の中央に丸いシールなどを張り付け、30センチほど離れて、片目ずつこのシールを見つめる。砂嵐が止まったり、周辺の視野が欠けて見えたら、緑内障の可能性があるという。ただ、最近は多チャンネル化で砂嵐が見えないことも多く、その場合は、新聞の株式欄や英字新聞など小さな文字がびっしり埋まってる紙面で代用できるという。 正常眼圧緑内障は日本人の28人に1人がかかる病気。特に40歳以降に発症しやすい。早期発見して、点眼薬で視野が狭まるのを防ぐのが一般的な治療法だ。