勿論、二次元の直線距離による単純な比較による命題ではある。が、常々この手の“特大ホームラン”には胡散臭さを感じる。要因はこの扇独特の構造とサイズにあるのだが、加えて看板(障害物)により突然遮られるボールの放物線、その後の軌跡は見る人の想像力により描かれる。そして大方の“想像力”はボールは更に上昇し屋外なら場外遥かに消してしまう!多分。これらの想像、イメージが更に“特大ホームラン”の生産に手を貸している。勿論このようなイメージの醸成にはこの扇が“広い”と言う誤った認識が温床になっているのだが、こちらの方はインフィールドの比較図で確認できるので如何に公表数値(両翼100m、中堅122m)では測れない“狭さ”なのかを確認していただくとして、看板直撃弾=特大ホームランと言う等式が放つ胡散臭さの証明も兼ね、今回は東京丸扇の上に甲子園は外野及アルプススタンドを重ねて上記命題を遊んでみた。 ■東京丸スタ