船外活動のコースでは、国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうの断熱シートを取り除くといった本格的な作業にも挑戦できる(宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターで) 宇宙飛行士の訓練施設を有料で体験できるツアーが3月から、宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で始まる。 ツアーの会場となるのは、同センターにある「宇宙飛行士養成棟」。最近は、養成棟を使った飛行士の訓練が減ったことから、施設の有効活用を図ることになった。ツアーを運営する航空宇宙技術会社エイ・イー・エス社(本社・東京)は、「実際に飛行士が使った本物の訓練機材に触れるチャンス。ツアーを通じて宇宙を身近に感じてほしい」としている。 訓練は小学2年生以上が対象。〈1〉本物より軽量な船外服を着用して行う国際宇宙ステーション(ISS)での船外活動〈2〉ISSで空気漏れが起きた場合の緊急対処――など4コースが用意されている。大