◇「天災でなく人災」 7月末の浅野川の水害で、県が堤防切れ目を閉鎖するのが遅れ、浸水につながった問題で、被災地域の住民が5日、県の謝罪や損害の補償などを求めた谷本正憲知事あて文書を県に提出した。県側は被害を検証し、新水防計画に再発防止策を反映させると表明した。また、初の地元説明会の開催を約束。1カ月以上が経過しても直接の説明や謝罪もなく、業を煮やした住民に反応して、やっと重い腰を上げた格好だ。【野上哲】 浅野川の天神橋と浅野川大橋間にある、親水目的などで開閉式にした堤防の切れ目2カ所(幅約6メートル、高さ1メートル)で、県や委託業者による閉鎖が間に合わず泥水が街区に流出した。 この日、床上浸水などの被害が出た金沢市東山などの5町内会で結成した「被災者の会」の約15人が県庁を訪問。「県の責任でなされるべき作業が行われず、濁流が周辺を直撃した。天災ではなく人災」とし、住民約600人の署名付き文
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