新潟県中越地震(04年10月)で被災した同県長岡市山古志地区の住民らが13日、復興につなげようと昨秋から飼っているラクダ科の草食動物アルパカを初めて毛刈りした。 米コロラド州で牧場経営する甲斐典子さん(61)が「復興の役に立てば」と寄贈した3頭。山古志を訪れた甲斐さんの指導を受け住民4、5人がかりで、カシミヤ並みの高級品の毛をバリカンで刈った。 取れた毛は1頭当たり約3キロでセーターなら約12着分。新たな特産品にと住民らは試作を重ねている。汗ばむほどの日差しの下、細身になったアルパカに住民らは「クールビズで涼しくなったね」。【岡田英】