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ブックマーク / www.kankyo-c.com (1)

  • 根系層崩壊

    一般に森林植生は,図―1に示したように山腹の土層中に強じんな根系を網を広げたように,また大小さまざまな杭を打ったように張っている。このことは、山腹斜面の土壌抵抗力の増加に大きくかかわっている。それに対し,根系層崩壊とは図―2のように稲垣(2000)1)が命名した表層崩壊の1形態である。根系層崩壊の特徴は ① 表流水や地下水が集まりやすい地盤で生じる。 ② 斜面傾斜が40°前後と急である。 ③ 表層は軟らかいが直下の岩盤は硬く、根系が入る間隔を持つ割れ目が存在しない(Nd値は2から50以上に急変)。 ④ 崩壊の厚さが1m未満と薄い。 ⑤ 崩土内の木が立ったままで全体が高速で流下する。 したがって,根系層崩壊は表層崩壊の中でも,その崩壊土層の内部構造が根系より緊縛された表土からなるものをいい斜面崩壊に対する植生の関与を意味したことばとして用いている。 また,崩壊の内部構造やその直

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