前回は迷惑メールがどんな経路で手元まで届くのか、その大まかな仕組みを解説した。今回からはいよいよ、迷惑メールの発進元を突き止める作業にかかろう。 届いたメールには1本ごとにそれぞれ「ヘッダー情報」というものが付いている、これは、送られてきたメールが誰のどこのサーバーを経由して来たのか、ドメインやIPアドレスといった足跡が記されている部分だ。 このヘッダー情報の見方さえわかれば、迷惑メール業者の使用する中継サーバーやプロバイダーまで割り出しやすいので、抗議して配信をやめさせることもできるだろう。 まずはこの「ヘッダー情報」の読み方を理解するところから始めよう。 「ヘッダー情報」を見るためには、OutlookExpressの場合、まずメールメッセージを「右クリック」→「プロパティ」でプロパティウインドウを開く。さらに「詳細」タブをクリックして「このメッセージのインターネットヘッダー」を表示する