自民党の古賀誠選挙対策委員長は23日、宮崎県庁で同県の東国原英夫知事と会談し、次期総選挙に自民党から立候補するよう正式に要請した。東国原氏は、自身を自民党総裁候補とすることなどを立候補の条件に挙げた。 会談は、知事室で約20分間行われた。古賀氏は「自民党も自浄能力を発揮して、変わっていかないといけない」として立候補を要請。具体的な選挙区などには言及しなかったという。 これに対し、東国原氏は、(1)全国知事会でまとめた地方分権に関する方針を自民党の政権公約(マニフェスト)に盛り込む(2)自分を次期総裁候補とする、との条件を提示。立候補については、この日は結論は出なかった。 会談後、東国原氏は記者団に「(条件を)実行すると約束していただけるのであれば、何らかの政治行動をとらなければならない」と国政転出の可能性をにじませた。条件を挙げたことについては「自民党が変わる千載一遇のチャンスなんじ