こどもの日過ぎちゃいましたが 性懲りも無くこどもの日ネタでございます (`・ω・´)キリッ イチャイチャはしてませんが ほんのりクォラミ風味でお送りしますよ☆ (少々長めです) こどもの日SS『気持ちの在処』 ある晴れた日の、午後。 自警団の詰所に、けたたましい足音とともにクォルが凄い勢いで飛び込んできた。 「ら、ラシェちゃんっ!助けてくれ!!」 何やら必死さの混じる慌てたクォルの声が聞こえ、詰所で留守番役をしているラシェは、何事かと奥の薬室から姿を現した。 見ればクォルが、余程慌てて走ってきたのかゼェゼェと息を吐き、布に包まれた大きな何かを大事そうに両腕で抱えながら、入り口でラシェが現れるのを待っていた。 …ただ、おかしな事に、一緒にカイザートに里帰りしていた筈のラミリアの姿が無い。 「お帰りなさいクォルさん。予定より早いお帰りですね。どうかしたんですか? …それに、あの…ラミさんは…」