明日の総選挙、あえて水を差すようなことを。 政治が体をなさずに崩壊している現在、政権が民主党に交代することは、今よりずっとましな結果だとは思う(少なくとも「ましかもしれない」と思えるだけでも、ましだ)。私は民主党を支持はしないが、政権交代は望んでいる。その点では私も、ちまたの気分とほぼ同様の気分を抱いている。 それでも、今の選挙のムードは、やはり異様だと思う。納豆やバナナが売り切れる現象や、WBCで過度に熱狂する現象や、特定の誰かをバッシングする風潮と、基本的に同一に感じる。支持する先が変わっただけで、小泉郵政選挙と体質がそう大きく変わってはいないと思う。 選挙につきものであった「アナウンス効果」が消えたのはいつごろからだろうか? 小泉選挙、一昨年の参院選、そして明日の総選挙と、常に有権者の指向はファナティックに一方へ偏る傾向を見せている。小選挙区制の特色だ、という意見もあるが、小選挙区制
![2009年8月29日(土) | 星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6f3aae2af32b9710b60a22af5455629ccca11b65/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Flogo%2F1%2F200611%2F02%2F99%2Fc010419920090603010354.jpg)