ブックマーク / courrier.jp (551)

  • アジア人女性は欧米の男にとって「エキゾチックなセックスドール」でしかないのか | アメリカ社会に刷り込まれたステレオタイプ

    米ジョージア州アトランタで起きた銃撃事件で、アジア系女性6人を含む8人が犠牲になった。アメリカで暮らすアジア系女性が日々直面する人種差別と女性蔑視について、米メディア「リリー」に寄稿されたコラムを紹介する。 アジア人の女の子って…〇〇だよね 私が16歳のときだった。友人だと思っていた男の子から、「君のことよくわからないんだよね」と言われた。 「アジア人の女の子って、勉強ができるかセクシーかのどっちかだと思うんだけど、君はその両方だから」 その言葉にどう反応していいかわらかなかった。当時の私はようやく、アジア系女性がひとりの人間としてではなくステレオタイプで見られがちだという現実を、少しずつ自覚し始めたところだった。だからまだ、その男の子の素朴な疑問から、自分をどう守っていいのかわからなかった。 だが大人になっていくうちに、はっきりと見えてきた。アジア系女性は往々にして欧米男性からモノとして

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  • 四半世紀前に消えた女子大生の遺体捜索、米カリフォルニアで再開 | 死体捜索犬と地中探知レーダーで「第一容疑者」関連宅を捜査

    死体捜索犬と地中探知レーダーで「第一容疑者」関連宅を捜査 四半世紀前に消えた女子大生の遺体捜索、米カリフォルニアで再開 クリスティン・スマートは、1996年5月25日に米カリフォルニア工科大学キャンパスで失踪して以来、消息不明のままだ Photo: Axel Koester / Sygma / Getty Images

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  • 「近親姦被害者の“沈黙”に注目すべきでない。周囲が告発しなかった理由を考えよ」専門家が解説 | 司法や警察も把握が困難な犯罪の本質とは

    なぜ誰も通報しなかったのか? ──とはいえ、誰も警告を発しなかった説明がつきますか? 犯罪だと誰も思わなかったのでしょうか? それは、事実が少しずつ知られてゆき、そして、司法関係者も含めて、多くの人に知られるようになったためです。地元の司法官も、自分のオフィス、家族や友人関係の中だけのことでしょうが、確かに噂話に参加していました。 私はまた、モー弁護士会の女性弁護士にも会いました。彼女は、近親姦の被害者たちを弁護していましたが、彼女もまた噂に加わっていました。彼女は、リディアが父親の犯罪を告発した時に、リディア・グアルドのことを信用しませんでした。リディアは軽く扱われてしまいました。 警察も知っていました。リディアが逃げた時に彼女を家に連れ戻したのは警察です。グアルドは近所と多くの揉め事を抱えていて、警察は彼の家の入り口によくいました。 グアルドは隠れませんでした。子供たちは彼を「パパ」と

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  • 父親の子を6人出産…村中が知っていた30年におよぶ性的虐待の加害者は、なぜ捕まらなかったのか | 被害者は「沈黙」なんてしていなかった

    30年間の性的虐待で6人の子供を出産 2021年1月7日、フランスの老舗出版社スイユ社から『ファミリア・グランデ』という書籍が出版された。著者はカミーユ・クシュネル。彼女の義父は、憲法学者で政治学協会の会長、上流階級のクラブ「ル・シエクル」の会長であった有名人オリヴィエ・デュアメルだ。 このなかで、クシュネルはデュアメルによる双子の弟への性的虐待を告発した。現在、「権威ある人間による15歳以下の者に対する性的暴力と暴行」と「権威ある人間による性的暴力と暴行」への捜査が、パリ検事局によって開始されたところである。 これを機にフランスでは、家庭内での子供への性的虐待(近親姦)への関心が高まりを見せている。 国立科学研究センター(CNRS)の女性研究者レオノール・ル・ケンヌは、こうした近親姦事件のひとつである「グアルド事件」を1年間にわたって取材し、『ありふれた近親姦──しかし、誰もが知っていた

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  • NYタイムズ記者が、それでも「ロシア製ワクチン」を打った理由 | 疑惑の「スプートニクV」は大丈夫?

    米紙「ニューヨーク・タイムズ」のモスクワ特派員が、ロシア製ワクチン「スプートニクV」に疑念を抱きながらも接種に踏み切った。欧米の専門家から不信の目で見られるワクチンを、なぜ信用するに至ったのか? ロシアの威信をかけた開発競争 注射器を手にした看護師が、準備はいいかと無愛想に尋ねた。「はい」と私は答える。 一瞬で注射が終わると、アナフィラキシーショックが起きる可能性があるため病院の廊下で30分待つように指示された。 ありがたいことに、その症状は起きなかった。 1月4日、私は不安を脇に置き、新型コロナウイルスのロシア国産ワクチン「スプートニクV」の1度目の接種を受けた。スプートニクVはモスクワ郊外の工場で、風邪のウイルスをベースに遺伝子組み換え技術で作られたものだ。 ロシアでは大抵のものがそうだが、スプートニクVの開発は政治とプロパガンダにまみれていた。ウラジーミル・プーチン大統領は後期臨床試

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  • 「トランプ支持者」を真に理解し、分断を癒すには─彼らに“共感”するため、5年間を共にした社会学者が解説 | 左派には見えない、右派が見ている「世界」

    選挙当時、アメリカ国内の新型コロナによる総死亡者数は25万人の大台を超え、その犠牲は他の西洋諸国をはるかに上回っていた。さらに選挙後、前大統領の支持者たちは、選挙結果が「盗まれた」という根拠のない主張を進んで受け入れているように見えた。 私が育ち、そして今も愛しているこの国で、いったい何が起こっていたのだろうか? そして、この狂気があくまで一時的なものに過ぎないという可能性はあり得るのだろうか? その答えを期待して、私はホックシールドに電話をかけた。カリフォルニア州立大学バークレー校の名誉教授である彼女は、社会学者として非常に有名だ。書くものがわかりやすく、一般読者を対象にした作品を多く著してきたということももちろんあるが、同時に、彼女が現実の人々の日々の生活と悩みに注目してきたためでもある。 左派には見えない、右派が見ている「世界」 ホックシールドはその50年のキャリアを通じ、人々が公共

    「トランプ支持者」を真に理解し、分断を癒すには─彼らに“共感”するため、5年間を共にした社会学者が解説 | 左派には見えない、右派が見ている「世界」
  • 継父からのレイプ、実母からの虐待…死刑執行が迫る彼女が生きた「拷問の一生」 | なぜ社会はリサ・モンゴメリーに背を向けてしまったのか

    1月12日、アメリカである死刑囚の執行が予定されている。退任間際のドナルド・トランプ大統領が死刑執行を急がせた囚人の一人であり、連邦レベルでは約70年ぶりの女性の死刑執行となる。だが彼女、リサ・モンゴメリーの暴力と虐待にむしばまれた壮絶な幼少期を知れば、恩情の余地があるはずだと弁護団は訴える。 (編集部注:1月11日、死刑執行の前日、インディアナ州連邦地裁が執行の延期を認める判断を下したが、連邦最高裁が延期の撤回を命じ、13日に執行された) 娘が犯されている現場を見た母は… リサ・モンゴメリーが初めて性的虐待を間接的にでも経験したのは3歳のときだった。夜、ベッドで異母姉のダイアンとほとんど触れるくらいに並んで寝ていたとき、ベビーシッターの男が来て当時8歳だったダイアンをレイプしたのだ。 11歳になると、今度は自分自身が性的暴行の被害者になった。「性根の腐った酒飲み」だったという継父のジャッ

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  • デイヴィッド・グッドハート「社会が分断されたのは能力主義によってエリートが増えすぎたからだ」 | ブレグジット分析で注目のジャーナリストが語る

    今日(こんにち)、私たちは「能力主義」を美徳に結びつけている。まるで人々が貴族や教会の権力から解放されたのは、能力主義のおかげだとでもいうように。 しかし「能力主義(メリトクラシー)」という造語を初めて使用したイギリスの社会学者マイケル・ヤング(1915-2002)は違っていた。彼は「知性」という新たな階級による支配が始まるのではないかと恐れていた。彼によれば知性は、それ以外の人間の長所をないがしろにするものだという。 1958年に出版され、イギリスで話題になったディストピア小説『メリトクラシーの法則』のなかで、ヤングは2033年の大英帝国がこの新たな分断によって苦しむ様を想像している。 それから62年たったいま、特定の場所でしか暮らせない庶民と、どこでも暮らせるエリートの間の分断を描いた『ある場所への道』で知られるイギリスのジャーナリスト、デイヴィッド・グッドハートが、新刊『頭・手・心』

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  • NZ初アフリカ系議員の感動スピーチ「元難民の私は10年前、最低賃金で働く清掃員だった」 | 議会で全員スタンディングオベーション

    その的確な政治手腕で知られ、国民の圧倒的な支持を受ける、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相。彼女の率いるニュージーランド労働党から、10月の選挙でニュージーランド初のアフリカ系議員が誕生した。 そのオマー議員が、難民としてニュージーランドにやってきて、様々な苦労を経て国会議員になった自らの過去を議会で語ったところ、議場がスタンディングオベーションの喝采で鳴り止まなかった。 強制労働から死に物狂いで逃亡 東アフリカの小国エリトリア出身のイブラヒム・オマー議員が、ニュージーランドに難民としてやってきたのは2008年のこと。新天地で一から生活を築き上げ、苦労を重ねたが、それからたった10年余りで国会議員になった。 11月26日のニュージーランド議会において、アーダーン首相の演説に続き、オマー議員は、難民キャンプに逃れたときの壮絶な体験から、ニュージーランドでの過酷な暮らし、それから国会

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  • “知の巨人”ノーム・チョムスキー「トランプはアメリカ人の精神性をよく知る、熟練の政治屋だ」 | 急進派の大御所が語る「大統領選とこれからのアメリカ」

    言語学・言語哲学の大家でありながら、政治やメディア批評も旺盛におこなってきた米マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授のノーム・チョムスキー(91)。「世界最高の論客」とも呼ばれる彼は、2020年米大統領選とアメリカの未来、そして今後の中東情勢をどう見ているのか。イスラエル紙「ハアレツ」がインタビューした。 ノーム・チョムスキーは大統領選挙に先んじて、自身がジョー・バイデンに投票するつもりであり、アメリカの革新派の人々も同じことをするだろうと、繰り返し語ってきた。11月3日より前に行われた米オンラインメディア「サロン」のインタビューで、伝説的な知の巨人たる言語学者はこう語っていた。 「私は反トランプ側に投票するつもりですよ。現状の二大政党制では、反トランプ派に投票しようと思ったら、民主党支持に舵を切るしかないという現実的な問題はありますが」 選挙はバイデンの勝利に終わったが、選挙直後に行

    “知の巨人”ノーム・チョムスキー「トランプはアメリカ人の精神性をよく知る、熟練の政治屋だ」 | 急進派の大御所が語る「大統領選とこれからのアメリカ」
  • アレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員に聞くバイデン勝利と左派の今後 | ──次の4年間で、私たちはあなたに何を期待できるでしょう?

    ──次の4年間で、私たちはあなたに何を期待できるでしょう? アレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員に聞くバイデン勝利と左派の今後 2020年11月3日、大統領選の投票日当日、取材に応えるアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(ニューヨークにて) Photo: Desiree Rios / The New York Times

    アレクサンドリア・オカシオ・コルテス議員に聞くバイデン勝利と左派の今後 | ──次の4年間で、私たちはあなたに何を期待できるでしょう?
  • ホワイトハウスを離れたら…トランプは刑務所行きか国外逃亡か? 向き合うべきトラブルが山積み状態 | 脱税、レイプ疑惑に推定4000件の訴訟

    ——— 2020年、クーリエ・ジャポンで反響の大きかったベスト記事をご紹介していきます。11月8日掲載〈ホワイトハウスを離れたら、トランプは刑務所行きか国外逃亡か? トラブル山積み〉をご覧ください。 ——— 「みすぼらしい法廷で証言台に立つ被告人は気まずそうだ。暗いスーツに地味なネクタイを締め、老けて見える。この1年は、76歳の元指導者にとって大失敗だった。何十年にもわたってショーマンだった彼は、数々の訴訟、数々のスキャンダルを乗り越え、威勢よく振る舞ってきた」 「だが彼はオフィスを離れると、脱税の罪で起訴された。満員の法廷の中、彼は丸まった書類の束を読み上げる。かつては考えられなかったことが実現しようとしている──この国の元指導者は有罪判決を受けるのだ」 「日付は2012年10月19日。その男は、長年イタリアの首相を務めたシルヴィオ・ベルルスコーニだった」 これは、ドナルド・トランプ大統

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  • マイケル・サンデル「バイデンが大統領選で勝っても、根本的な問題は消えない」 | トランプを支持する人たちの訴えの正当性とは?

    ボストンはザーザー降りの雨だった。哲学者マイケル・サンデルとのインタビューは、新型コロナ感染予防のため密閉空間を避けて彼の自宅の庭でする予定だった。しかし、前もって言われていたように、雨だったら場所を変更するしかない。 サンデルは午前中、オンライン授業で忙しい。だから、屋外だけれども雨に濡れずにすむ、代わりの場所を探すのは、ジャーナリストの私の役目となった。私が思いついたのは、「ハーバード大学カーペンター視覚芸術センター」の無機質なコンクリートのベンチくらいだった。この建物は、ル・コルビュジエの北米唯一の建築で、ベンチはカーブを描くスロープの下にあった。 サンデル教授は、名門のハーバード大学の教室でも、数百万人がYouTubeで視聴する正義についての講義動画でも、聴衆の先入観を吟味するソクラテス式問答法を実践することで知られる。私の場所のチョイスについては「いいところを思いつきましたね」と

    マイケル・サンデル「バイデンが大統領選で勝っても、根本的な問題は消えない」 | トランプを支持する人たちの訴えの正当性とは?
  • ヒラリー・クリントン「4年前、私も『黙れ』と言いたかった」 | 女性らしさの不都合な真実

    Nasty woman(嫌な女)」と言われても… 「黙っててくれないか」 先日の大統領討論会でテレビ討論会でバイデントランプに向けた発言が話題となったが、4年前同じ舞台に立っていたヒラリー・クリントンはその言葉を言えなかった。 2016年の大統領討論会で、トランプは、話をしているヒラリーに向けて「Nasty woman(嫌な女)」と言い放ったが、彼女はこれに反応せず答弁を終えた。 「史上最悪」と言われる討論会を見た作家のジル・フィリポビッチがツイッター上で「私はヒラリーに同情する。彼女はこの言葉を言いたくても言えなかったはずだから」と呟くと、ヒラリーはそれに「想像以上にね」と返信した。

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  • 「コロナで死亡した大学教授」は存在していなかった…その驚きの正体 | なぜ彼女は「でっち上げた」のか

    科学界のMeToo運動の牽引者が… この数ヵ月間、新型コロナウイルスの感染者として、その症状や闘病生活についてツイートしていた匿名アカウント(@Sciencing_Bi)があった。 米アリゾナ大学の人類学教授を名乗るが、名は不明。4月に「約200人の生徒の前で教鞭をとることを大学側に強要されて」、「新型コロナウイルスに感染した」。「入院中に給与を15%カットされた」ともつぶやいていたと報道されている。 この人物と6月頃からメッセージのやりとりをしていたという、カリフォルニア大学の遺伝学者の証言によると、「新型コロナ感染からの回復がいかに困難かをよく語っていた」とのこと。 そして7月31日、この匿名教授は「感染による合併症により」息を引き取った。 「悲しいお知らせです。@Sciencing_Biは、新型コロナで亡くなりました」 「ベッドの横で彼女を見ているのは辛く、涙が止まらない」 そう投

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  • アジア人の肌はいつから「黄色」になったのか─16世紀は「白人」だった | 人種は空想の産物にすぎない

    人や中国人、韓国人を含むアジア人は肌の色が黄色い「黄色人種」と呼ばれる。だが、歴史をひもといてみると、アジア人の肌が「黄色」だという認識が広がったのは19世紀になってからだった。 国立台湾大学外国語学部のマイケル・キーバック教授が解説する。 16世紀にはアジア人は「白人」だった 東アジア人は、いかにして「黄色人種」と呼ばれるようになったのか──。実は「黄色人種」という分類は、世界の人種をマッピングした結果にすぎず、実際の肌色とは何の関係もない。 16世紀に東洋人と西洋人が交流し始めたころ、西洋からの旅行者や宣教師、大使らは、東洋人に言及する際、たいてい「白人」と言っている。19世紀まで肌色は人種の特徴としてそれほど認知されていなかったので言及自体がめったになかったが、東洋人については幾度となく、「私たち(西洋人)と同じくらい白い」と表現されていた。 「黄色」という言葉は18世紀末に使わ

    アジア人の肌はいつから「黄色」になったのか─16世紀は「白人」だった | 人種は空想の産物にすぎない
  • 私をレイプして妊娠させた「レニーおじさん」に子供の親権を与えるの? | アラバマ州ではレイプ犯にも親権が認められる

    2019年5月、レイプや近親相姦の被害者でも中絶手術も認めない「全米一厳しい中絶禁止法」を可決したアラバマ州でいま、衝撃の事実が論争を呼んでいる。同州では、レイプ被害者が出産した場合、加害者もその子の親権を得られるというのだ。10代で「義理のおじ」からレイプされ妊娠し、現在そのおじと親権を争っている女性が「司法の不備」を訴える。 2018年、一人の若い女性が北アラバマ家族支援センターのオフィスにやってきて、自分は10代のときに、おじからレイプされて4度も妊娠し、心に深い傷を負ったと訴えたことがあった。そのとき、レイプ問題カウンセラーのポーシャ・シェパードは、驚きで開いた口の塞がらない話を聞かされた。 そのおじは、麻薬事件で有罪判決を受けて服役中なのであるが、まもなく刑務所から出てきたあかつきには、二人の間に生まれた子供と一緒に暮らしたいと望んでいた。アラバマ州では、レイプ犯でも我が子の親権

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  • これはジェノサイドだ─ブラジル現政権下で存続を脅かされる先住民たち | 大統領は言った「先住民がいる土地の下には富が眠っている」

    世界中のほとんどの国が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威にさらされている。5月22日世界保健機関(WHO)は南米を新型ウイルス流行の「新たな中心地」とした。中でもブラジルは、感染者数は世界2番目に高い33万人、死者は2万人を超え、その被害は拡大している。 それでもボルソナロ大統領は経済を優先し、コロナ対策を取ることをしないどころか、“コロナは風邪だ”と言い放ち、外出を促す。その犠牲となっているのが弱い立場の人々だ。特に懸念されているのがアマゾンに暮らす先住民たちへの感染拡大だ。 しかし、これはウイルス拡大で始まったことではない。ボルソナロが大統領に就任したその日から、先住民たちはその命を脅かされている──。 アマゾン川が大西洋へと流れ着く河口では、いくつかの水系が合流するが、その付近に広がる大都市「ベレン」に何度か行ったことがある。そこからセスナ機で30~40分(もしくは陸

    これはジェノサイドだ─ブラジル現政権下で存続を脅かされる先住民たち | 大統領は言った「先住民がいる土地の下には富が眠っている」
  • 「小児性愛作家」という“怪物”を生んだフランスのエリート階級の罪悪 | 10代の少女、8歳の少年との性行為を赤裸々に描写

    2020年1月、フランス人作家ガブリエル・マツネフが小児性愛を推奨した容疑で訴えられた。きっかけは、14歳から数年にわたり彼と性的関係を持った女性編集者の告発だった。 米紙はスキャンダル後に姿をくらましたマツネフを追跡し、独占取材に成功。人と関係者の証言から、マツネフの小児性愛癖を擁護してきた仏知識階級の歪んだ体質が明らかになる。

    「小児性愛作家」という“怪物”を生んだフランスのエリート階級の罪悪 | 10代の少女、8歳の少年との性行為を赤裸々に描写
  • 「大坂なおみは人種差別を語ると、“日本の誇り”ではなくなるのか」米紙 | ツイッターでBLMへの連帯を呼びかけたら…

    アメリカで白人警官による黒人暴行死事件が起きたのを受け、大坂は先週からツイッターで人種差別に抗議する発言を始めた。その後、7日の日曜に大坂で開催されるBLMデモについて、日にいる人々に参加を呼び掛けた。 すると、彼女のツイートに怒りのコメントが押し寄せた。「デモは新型コロナウイルスの感染拡大を招く」、「日に人種差別問題はない」、「デモは左翼の活動家たちが別の目的をもって組織しようとしているものだ」などの反発が起きた。 なかにはこんなツイートもあった。 「大坂なおみは日の誇りではないようだ。あくまで個人的意見だが、私は彼女をテロリストとみなしている。彼女には今後、紳士のスポーツであるテニスにかかわってほしくない」 対する大坂は、こうした反発に動じることなく切り返している。たとえば、日に人種差別はないという意見には「NANIIIII?!」(なにいいいい?)と返したうえで、昨年に日のお

    「大坂なおみは人種差別を語ると、“日本の誇り”ではなくなるのか」米紙 | ツイッターでBLMへの連帯を呼びかけたら…