ブックマーク / kusege3.com (8)

  • スパイク・リー『Da 5 Bloods』を2回観たら、ヤベェのは自分だった話。 – MS. BRUTALLY HONEST

    アメリカで長いことつづく人種間の不平等が劇的に変わろうとしている2020年6月、Netflix が絶好のタイミングでスパイク・リー監督のダ・ファイヴ・ブラッズを公開。 私の最初の感想。 スパイク・リー『Da 5 Bloods』。期待値が高すぎたのか、「詰め込みすぎでは?」「みんな歩くウィキペディアみたいな話し方をしすぎでは?」との思いに邪魔されて、のめり込めなかった。いま、絶対に見た方がいい作品ではあります。もう1回見たら私も感想が変わるかも(変えたい) ごめんなさい。New York Times などアメリカのレビューも好意的だし、私のSNSのTLもほめそやしている人が多いし、「あれ? 私だけ?」って思ったらimbd.com の一般視聴者のレビューは6月18日現在、10点満点中6.8と少しきびしい。 それを読むと、エピソード詰め込みすぎとか、登場人物の年齢がおかしいとか、セリフが硬いとか

    スパイク・リー『Da 5 Bloods』を2回観たら、ヤベェのは自分だった話。 – MS. BRUTALLY HONEST
  • ジェイ・エレクトロニカ 衝撃デビュー作『A Written Testimony』 – MS. BRUTALLY HONEST

    2020年はもう何が起きても驚かない、と思っていた3月13日の金曜日。あっさり、びっくり仰天しました。ジェイ・エレクトロニカが、あの、10年以上も出す出す詐欺を続けていた、2007〜08年当時は最恐MC登場と噂され、エリカ・バドゥとつき合い、その次によりによってロスチャイルド家の娘さんと交際してイギリスに移住し、そのあいだも「出す出す詐欺」を続けていたジェイ・エレクトロニカが、とうとうデビュー・アルバムを出しました。もうね、待ちくたびれて、彼に関しては「パトラッシュ、もう疲れたよ、なんだかとっても眠いんだ‥(パタリ)」状態でした、私。 彼の名前が世に出てから干支が一周回ってしまったので、「ジェイ・エレクトロニカって誰?」のヒップホップ好きも増えているかと思います。なので、彼の紹介と、衝撃の傑作『A Written Testimony』(証文、の意) の聴きどころを簡単に解説します。 A W

    ジェイ・エレクトロニカ 衝撃デビュー作『A Written Testimony』 – MS. BRUTALLY HONEST
  • 2019年にアリアナ・グランデ『thank u, next』が聴かれまくっている理由。 – MS. BRUTALLY HONEST

    アリアナ・グランデの新作『thank u, next』が、もう大好きです。2月にリリースされて以来、ずっと聴いている。実は、このアルバムはアメリカほか全世界でもぶっちぎりで聴かれていて。リアーナとドレイクが持っていた最多ストリーミング回数の記録を抜き、ビルボードのホット100ではトップ3を同一アーティストが独占という、ビートルズが1964年に打ち立てた記録を半世紀ぶりに達成。 私は、「アリアネーター」と呼ばれるほどのファンではないけれど、2012年、子役上がりだったアリアナが、ほぼ子どもとその保護者のお客さんの前で歌っていたデビュー前のお披露目ライヴでその歌唱力にぶっとばされてから、ずっと応援しています。ライヴは3回、取材のつきそいで人に会ったことは1回。ワガママだとか、ディーヴァとかよく叩かれてきたアリアナですが、取材やコンサートを見ると「ザ・プロ」と呼ぶしかない、正真正銘のすごいシン

    2019年にアリアナ・グランデ『thank u, next』が聴かれまくっている理由。 – MS. BRUTALLY HONEST
  • 『サバイビング・R.ケリー』を観て。 – MS. BRUTALLY HONEST

    『サバイビング・R.ケリー』、観ました。6回シリーズ全部。哀しくて辛くて、エピソード5では号泣して、どっと疲れたけれど観てよかったです。フライング気味で予測すると、9月に発表されるエミー賞(テレビ/配信版アカデミー賞)のドキュメンタリー部門は、制するんじゃないかな。 アメリカのアマゾン・ビデオではストリーミングで販売していますが、日はまだです。私はDaily Motionで観ました。ほめられた鑑賞法ではないけれど、先に見て、ここで案内をすることに意義があると考えたので。 R.ケリーは極度の飛行機恐怖症のため、来日公演も、プロモ来日もしたことがありません。ラスベガスのプレス・ジャンケットでも、シカゴから側近と一緒にバスを貸し切ってやってくるレベル(おまけに、途中で引き返してまたUターンしたので、ニューヨークから飛んだ私はめちゃくちゃ振り回されました)。それもあって、ほとんどの日の人にとっ

    『サバイビング・R.ケリー』を観て。 – MS. BRUTALLY HONEST
    yoyoprofane
    yoyoprofane 2019/01/14
    “彼を発見して契約にこぎつけたジャイヴ・レコーズのウェイン・ウィリアムスには、音楽ライターとして親切にしてもらいましたが、「(R.ケリーは)街角で歌って小銭を稼ぐような生活をしていたんだよ」と”
  • さよなら、R.ケリー – MS. BRUTALLY HONEST

    恐れていたことが、いや、心の中でわかっていたことが現実になりました。 アメリカのケーブルテレビ局、LifeTimeで<Surviving R.Kelly>が放映されました。ずっと問題になっている、R&Bシンガー、R.Kellyの女性関係に焦点を当てたドキュメンタリー。元などを含む女性のインタビューが目玉らしい。日では見られませんが、1時間番組が6回ですから、けっこうなボリュームです。これまでもちょくちょく出ていた話ではあるものの、現役のアーティストの過去と現在の素行について、大々的なドキュメンタリーが作られるのはかなり特殊な事態です。ケーブルテレビとはいえ、LifeTimeはディズニー/ABC/ハースト/A&E傘下のしっかりした局で、北米ではネットや携帯など、この系列と契約している人ならまず観られます。 ドキュメンタリーの体裁を取っていますが、客観的に「どう思う?」という問いを投げかけ

    さよなら、R.ケリー – MS. BRUTALLY HONEST
    yoyoprofane
    yoyoprofane 2019/01/10
    "#MuteRKelly のハッシュタグをつけて、彼自身の音楽を聞くのをやめても、彼の影響をミュートするのはとても難しい。"
  • 来日直前! チャンス・ザ・ラッパーに関して「へぇ!」な7つのこと – MS. BRUTALLY HONEST

    今週末、とうとう、チャンス・ザ・ラッパーが初来日しますね! ということで、予習代わりに「こんな人なんだよ!」ってのを書いてみます。 題して、チャンス・ザ・ラッパーに関して「へぇ!」な7つのこと、挙げてみましょう。 1 高校生の時、停学を喰らって、その10日間のことをミックステープ『10 Day』(作品)にして世に出てきた 2 同じシカゴ出身のカニエ・ウェストに多大な影響を受けている。ものの、カニエからGOOD Music入りへ誘われたらあっさり断った 3 13才頃、オバマ元大統領に直接、「ラッパーになるんだ!」と宣言した有言実行野郎 4 ほぼ同じ顔のとーちゃんと弟がいる 5 ジェイ・ZからJコールまで同業者みーんなが心底羨むものを持っている 6 広告一つでグラミー賞のルールを変えた 7   『Coloring Book』の質はゴスペル・ラップである 解説していきましょう。 1は有名なエピ

    来日直前! チャンス・ザ・ラッパーに関して「へぇ!」な7つのこと – MS. BRUTALLY HONEST
  • Ye 全曲解説。 – MS. BRUTALLY HONEST

    『DAYTONA』と『Testing』で諸手を上げて、嬉しさのあまり、そのまま左右に振ってしまうようなヒップホップ・ウィークを過ごしたあと、カニエ・ウエストからド級ストライクな『Ye』が届きました。両手を上げて油断していたから、お腹のあたりでまともに受け止めちゃった。痛いってば。カニエ、まっすぐすぎる。 『DAYTONA』が出たところで、題に入る前にプッシャ・Tとドレイクの件。ビーフの戦法が姑息だからプッシャ君に腹を立てたけど、それと作品は別。アルバムは好きでよく聴いています。大体、アルバム・リリース前後のビーフとか、ただの炎上商法でしょう。いちいち反応したくないんだけど、ドレイクと近いプロデューサー、Noah40が患っている多発性硬化症をディスソング「The Story of Adidon」で挙げているから。北米ではよく聞く病気で、「MS」だけで通じるほど。闘病している人、周りの人の気

    Ye 全曲解説。 – MS. BRUTALLY HONEST
  • Ye VS the People、訳しました。結論。I♡T.I. – MS. BRUTALLY HONEST

    2018年、4月最終週は怒涛のリリース・ラッシュ&ニュース・ラッシュでした。ジャネール・モネイ、アンドロイドから生身に戻ってからの、カミングアウト/NAS元嫁ケリースからDV疑惑/J・コールの鋭すぎるラップ。チャートの頂点取りつつ、敵が増えること確実/もろフランク・オーシャンな曲を含め、小袋成彬という奇跡。そして、またしてもカニエ・ウエスト大暴れon line。 スーパー仕事モードで、われながら気の毒なGWを過ごしている私を爆笑させてくれた『Ye VS The People 』訳してみますね。緊急リリースされただけあり、フリースタイルの応酬に聞こえます。 まず、基情報。 過日、お騒がせ天才ラッパー、カニエ・ウエストが“MAKE AMERICA GREAT AGAIN”というトランプ大統領のスローガンが入った、通称MEGAキャップを被ってSNSに登場。四方八方から飛んでくる矢をはね除けるよ

    Ye VS the People、訳しました。結論。I♡T.I. – MS. BRUTALLY HONEST
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