ブックマーク / www.art-it.asia (12)

  • 日産アートアワード2020は、潘逸舟が受賞 - ART iT(アートイット)

    潘逸舟《where are you now》2020年、機材協力:東京藝術大学大学院映像研究科、撮影:木奥惠三 2020年8月26日、横浜・みなとみらい21地区のニッサン パビリオンで開催中の日産アートアワード2020のグランプリ発表とオンライン授賞式が行なわれ、潘逸舟がグランプリを受賞、賞金300万円(ファイナリストの賞金100万円を含む)と海外レジデンスの機会を獲得した。9月5日(土)には、潘逸舟のスタジオと日産アートアワードの会場を中継でつなぎ、実際に制作しているスタジオの様子や今後の活動について、展覧会来場者やインターネット視聴者が質問や感想を直接聞くことのできる企画「グランプリに聞いてみよう!」が行なわれる。 潘逸舟(1987年上海生まれ)は、社会と個の関係の中で生じる疑問や戸惑い、また、社会を形成する秩序やそこから生じる境界などについて、自らの身体や身の回りの日用品を用いて表現

  • 椹木野衣 美術と時評87:表現の不自由・それ以前 –– 小早川秋聲、山下菊二、大浦信行の<2019年>をめぐって - ART iT(アートイット)

    マガジン > 連載 > 椹木野衣 > 椹木野衣 美術と時評87:表現の不自由・それ以前 –– 小早川秋聲、山下菊二、大浦信行の<2019年>をめぐって 連載目次 小早川秋聲「國之楯」1944年 紙着色 京都霊山護国神社蔵(日南町美術館寄託) この夏の終わりに東京の京橋から日橋にかけて開かれた二つの個展を見て歩くのは、複雑な感嘆と深い失意を伴うものだった。会場はいずれも美術館ではなく画廊で、ひとつは加島美術で開かれた小早川秋聲の非常に珍しいまとまった規模の展覧会だ。生前に画商を通さなかったらしく、小早川の絵を見る機会は今でもたいへん限られており、個展となると関東圏では初めてのことだという。しかも今回の展示は、戦時中に描かれた小早川の代表作「國之楯」(1944年)を中心に据えている。この絵はもと陸軍からの委嘱で描かれたが、当時の軍部には日人兵士の戦死者を描いてはならないという不文律があり

    椹木野衣 美術と時評87:表現の不自由・それ以前 –– 小早川秋聲、山下菊二、大浦信行の<2019年>をめぐって - ART iT(アートイット)
  • 「原美術館」(東京都品川区)2020年12月閉館ならびに 「ハラ ミュージアム アーク」(群馬県渋川市) 館名変更のお知らせ - ART iT(アートイット)

    パートナーブース > 美術館 > 原美術館ARC > 「原美術館」(東京都品川区)2020年12月閉館ならびに 「ハラ ミュージアム アーク」(群馬県渋川市) 館名変更のお知らせ 公益財団法人アルカンシエール美術財団は、1979年に「原美術館」を東京都品川区に、1988年に「ハラ ミュージアム アーク」を群馬県渋川市に設立し、この二つの美術館を拠点(いずれも博物館法の定めによる「登録博物館」)として、現代美術の振興と国際交流につとめてまいりました。 このたび、当財団では、来る2020年12月末をもって「原美術館」を閉館し、また2021年からは、「ハラ ミュージアム アーク」の館名を「原美術館ARC(アーク)」と改め、「原美術館ARC」を唯一無二の拠点として、引き続き活動していくことにいたしました。 原美術館の施設は、理事長・原俊夫の祖父である実業家・原邦造の邸宅として1938年に竣工したも

  • 2016年6月3日[金]、4日[土] 加藤訓子コンサート 「ライヒ~ペルトの世界」 at Hara Museum [原美術館] - ART iT(アートイット)

    Hara Museum/ARC > 2016年6月3日[金]、4日[土] 加藤訓子コンサート 「ライヒ~ペルトの世界」 at Hara Museum [原美術館] Photography: Michiyuki Ohba 世界的なパーカッショニスト、加藤訓子(かとう・くにこ)を迎え、ミニマルミュージックの二大巨匠、スティーブ・ライヒ(米国・1936年-)、アルヴォ・ペルト(エストニア ・1935年-)の豊かな音楽の世界を紹介します。 加藤訓子は日欧のアンサンブルやオーケストラでの活躍を経て、現在は主にソロ活動に力を入れています。近年では演劇の総合プロデュース、コンテンポラリーダンスとの協働、インスタレーションライブの企画演奏等、多方面で才能を発揮し打楽器の可能性のあくなき探求を続けています。その演奏は米国パーカッシヴ・アート・ソサエティより世界35人のマリンビストに選出(2000年)される等

    2016年6月3日[金]、4日[土] 加藤訓子コンサート 「ライヒ~ペルトの世界」 at Hara Museum [原美術館] - ART iT(アートイット)
  • NEWS: ホンマタカシ作品集「Seeing Itself」予約受付開始のお知らせ – ART iT アートイット:日英バイリンガルの現代アート情報ポータルサイト

  • ■2014年6月29日[日]まで/「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」展[原美術館] - ART iT(アートイット)

    2012年にパリ、シャトレ座で上演された古典オペラ「オルランド」の斬新なアートディレクションで、一躍時の人となったフランス人アーティスト、ニコラ ビュフ。日アメリカ由来のサブカルチャーと、ヨーロッパの伝統的な美意識を融合させるビュフは、展でもかつて邸宅であった原美術館の建築と屋外を舞台に、現代版冒険活劇とも言える世界へ観客を誘うインスタレーションを展開します。 《お知らせ》 展覧会関連企画 ニコラの「Kids’ Art Room(キッズアートルーム)」がオープン 6月8日[日]以降の土日 時間・詳細はこちらへ。 原美術館における展示風景 ⒸNicolas Buffe 撮影:木奥惠三 【概要】 2012年にパリ シャトレ座で上演されたオペラ「オルランド」のアートディレクションで高い評価を得た新進気鋭のフランス人作家、ニコラ ビュフの美術館における初個展を開催します。パリ生まれ東京在住の

    ■2014年6月29日[日]まで/「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」展[原美術館] - ART iT(アートイット)
  • アンドレアス・グルスキー インタビュー - ART iT(アートイット)

    拡大のヴァンテージ・ポイント インタビュー / アンドリュー・マークル 99 cent (1999) © Andreas Gursky / JASPAR 2013. Courtesy Sprüth Magers Berlin London ART iT あなたのほとんどの写真作品は、あるひとつの場面に対する多角的な遠近感を合成し、デジタル加工を施しています。そのような作品がもたらす世界の拡大図はひとつの解釈といえるでしょう。このような考え方を前提としたとき、あなたは写真における現実と表象、客観性と技巧との伝統的な乖離をどのように考えていますか。また、あなたの作品は西洋美術における遠近法のイデオロギーを補強していますか。それとも、破壊していると考えていますか。 アンドレアス・グルスキー(以下、AG) 私の作品は非常に現実的であり、合成されているとはいえ、すべてが想像上のものというわけではあり

  • 奈良: ビジネスマンとしての奈良美智

    HARMLESS KITTY (1994 / Tomio Koyama Gallery) On the occasion of the opening of Yoshitomo Nara's new show at Yokohama Museum of Art -- 11 years after the breakthrough show there. http://www.nara2012-13.org Still hip, still selling loads. How does he do it? My thoughts below. Takashi Murakami, Blum and Poe, Fumio Nanjo, Midori Matsui, Tomio Koyama, Makoto Aida: Everybody was at the opening. Nara

  • オトニエルの子ども向けワークショップ「ふしぎな現実」[原美術館] - ART iT(アートイット)

    東京・原美術館より 「ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ」展の会期中毎日、原美術館内ザ・ホールにて、ジャン=ミシェル オトニエル自身が考案した子ども向けワークショップ「ふしぎな現実」(Le Réel Merveilleux)を併催します。 L’Île dans ma tête, 2010 Watercolor on paper ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 (参考図版) 作家がこのワークショップをイメージして描いたドローイングです。「『わたしの頭の中にある島』は、わたしの想像上の地図です。わたしはその地図の上に、わたしにとって、大切な意味を持つ作品、動物、場所を描きました。」(ジャン=ミシェル オトニエル) 【ワークショップ概要】 海外で公開中のものを含むジャン=ミシェル オトニエルの作品12点を、AR(拡張現実)*の技術を用い、3

  • オトニエルの子ども向けワークショップ「ふしぎな現実」[原美術館] - ART iT(アートイット)

    東京・原美術館より 「ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ」展の会期中毎日、原美術館内ザ・ホールにて、ジャン=ミシェル オトニエル自身が考案した子ども向けワークショップ「ふしぎな現実」(Le Réel Merveilleux)を併催します。 L’Île dans ma tête, 2010 Watercolor on paper ⒸJean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 (参考図版) 作家がこのワークショップをイメージして描いたドローイングです。「『わたしの頭の中にある島』は、わたしの想像上の地図です。わたしはその地図の上に、わたしにとって、大切な意味を持つ作品、動物、場所を描きました。」(ジャン=ミシェル オトニエル) 【ワークショップ概要】 海外で公開中のものを含むジャン=ミシェル オトニエルの作品12点を、AR(拡張現実)*の技術を用い、3

  • ニッポン国デザイン村:11 - ART iT(アートイット)

    おかんアートという時限爆弾 メインストリームのファインアートから離れた「極北」で息づくのがアウトサイダー・アートであるとすれば、もうひとつ、もしかしたら正反対の「極南」で優しく育まれているアートフォームがある。それが「おかんアート」。その名のとおり、「おかあさんがつくるアート」のことだ。なにそれ?と思うひともいるだろうが、たとえば久しぶりに実家に帰ると、いつのまにか増えている「軍手のうさぎ」とか、スナックのカウンターにある「タバコの空き箱でつくった傘」とか、あるでしょ。ああいうやつです。 どこにでもあって、だれからもリスペクトされることなく、作者人もアートとはまったく思わず、売ったり買ったりもできず、しかしもらえることはよくあり、しかももらってもあまりうれしくない——そういうのが「おかんアート」の真髄だ。 近年、アウトサイダー・アートのほうはアートワールドの中でも地位を固めつつある。言い

  • 藤幡正樹はなぜ出品を辞退したのか - ART iT(アートイット)

    取材・文:小崎哲哉(ART iT編集部) アーティスト、藤幡正樹が、ヨコハマ国際映像祭開幕前日の記者会見で「出品辞退」を宣言し、関係者に衝撃を与えている。宣言の背景には何があったのか? 作家と映像祭ディレクター、横浜市の担当者ら関係者に取材した結果をレポートする。(文中敬称略) 対立する見解 まずは、10月30日(金)の記者会見で藤幡が発表し、同じ日に『ART iT』のブログに掲載したコメントから「出品辞退」の主な理由5つを抜き出してみたい。コメント文頭には「横浜(ママ)国際映像祭実行委員会副委員長」「東京藝術大学大学院映像研究科長」「出品作家」の3つの肩書きが記されている。 1:展示場所、すなわちどのようなコンテクストのもとに自作が置かれるのかについて、ディレクターから納得ある説明がなされなかった。 2:音が出る作品であるにもかかわらず、現場に行ってみると壁が天井まで達しておらず、他の作

  • 1