ブックマーク / atomica.jaea.go.jp (2)

  • 夜光塗料による放射線がんの発生 (09-03-01-10) - ATOMICA -

    <概要> ラジウムを含んだ夜光塗料を時計の文字盤に塗る作業をしていた女性従業員に顎の骨の骨髄炎が起きたり、白血病や骨肉腫が多発した。筆先を舐めて穂先を尖らせて夜光塗料を塗布していたため、ラジウムを体内に取り込むことになった。ラジウムは骨に集まり易いため、ラジウムからでる放射線により骨に障害が生じたのである。内部被ばくによる障害例としては、トロトラスト、すなわちトリウムからの放射線による肝がんなどの晩発障害と並ぶ代表的な事例である。 <更新年月> 2001年03月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 時計をはじめ計器の文字盤、夜間の指示標識などに用いられている夜光塗料は現在、化学蓄光顔料が主流になりつつあるが、以前は蛍光塗料に放射性物質を加えたものが利用されていた。蛍光塗料は外部からの光の刺激で発光する。これに放射性物質から放出される放射線の刺激で持続的に発光するよう

  • 大気中の物質循環研究とフォールアウト (01-08-04-28) - ATOMICA -

    <概要> 地球環境はこれまでにない急激で、広範囲な化学変化を起こしており、これが社会的にも経済的にも大きな影響を与えている。このため、大気や海洋における物質輸送解明のトレーサーとしての利用を目的として、人工放射性降下物(フォールアウト)である環境放射能の観測が40数年にわたって行われ、温室効果をもたらす二酸化炭素増加の解明に結びつく知見が得られている。 <更新年月> 2006年08月   (データは原則として更新対象外とします。) <文> 1.人工放射性降下物(死の灰のゆくえ) 大気圏での人工放射性核種の濃度変動の実態とその変動要因を明らかにすべく、ビキニ事件からまもなくの1954年4月に放射性降下物(いわゆるフォールアウト)の観測を開始し、現在に至るまで40数年間途切れることなく継続されている。対象は重要な核種である90Sr(半減期28.7年)、137Cs(半減期30年)およびPu同

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