神田川、いつもと違った野生の光景。 川に裸足で入ってみたい。 しかも街の中をなにげなく流れている川に。 あそこに立ったらどんなふうに街が見えるのだろう。 そんなことをふと思ったことがある方はおられないだろうか。 筆者は京都の市中を流れる白川という川が好きで、 靴を脱いで川を歩いたことがある。 琵琶湖からの疎水が流れる6月の水がひんやり気持ちよく、 石の護岸はちょうど目の高さにあって行き交う人びとの足元が見える。 川に入っているからといって不審の視線で見られることもなく、 ああ気持ちよさそうに水遊びをしているなと、流してもらえるような ふんわりした空気感が白川にはあった。 東京の都心にはそんな川はあるだろうか? 神田川が夏の間だけ、川に入ることができるという話を聞き、 早速、訪れてみた。 山手線の高田馬場駅から歩いて3分ほどのところに、そのスポットはある。 神田川は吉祥寺の井の頭池を水源にし