神田川、いつもと違った野生の光景。 川に裸足で入ってみたい。 しかも街の中をなにげなく流れている川に。 あそこに立ったらどんなふうに街が見えるのだろう。 そんなことをふと思ったことがある方はおられないだろうか。 筆者は京都の市中を流れる白川という川が好きで、 靴を脱いで川を歩いたことがある。 琵琶湖からの疎水が流れる6月の水がひんやり気持ちよく、 石の護岸はちょうど目の高さにあって行き交う人びとの足元が見える。 川に入っているからといって不審の視線で見られることもなく、 ああ気持ちよさそうに水遊びをしているなと、流してもらえるような ふんわりした空気感が白川にはあった。 東京の都心にはそんな川はあるだろうか? 神田川が夏の間だけ、川に入ることができるという話を聞き、 早速、訪れてみた。 山手線の高田馬場駅から歩いて3分ほどのところに、そのスポットはある。 神田川は吉祥寺の井の頭池を水源にし
暗渠化された渋谷川水系 シリーズ「水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方」では、ここ4回にわたって私、高山さん、三土さん、吉村さんと、失われてしまった「水のない川」を追ってきましたが、今回は趣向を変えて「いまもある水」を探ってみましょう。 東京の都心部や山の手を流れていた小川の大部分は、主に関東大震災後の帝都復興期(1920〜30年代)と高度経済成長期(1960年代)という都市の集中・拡大の波の中で、暗渠化されその姿を消してしまいました。そのほとんどは、蓋をされただけではなく下水道に転用されてしまっており、自然河川としての実体は失われています。しかしそんな中でも、暗渠化された川の源のいくつかは、現在でもかろうじて生き残り、かつての東京の水環境の面影を伝えています。今回は渋谷川の水系を例に、そのような”水のない水辺に残る水”をいくつか紹介します。 いまや東京の暗渠化された川の代名詞ともなり
昭和のレトロ気分満載。 東京オリンピック前に暗渠化された神田川支流。 川の概要 今回辿るのは、「神田川支流」、「神田川笹塚支流」もしくは「和泉川」と呼ばれている東京都内の暗渠です。川は杉並区和泉2−1にその流れを発し、渋谷区笹塚、幡ヶ谷、本町を経由して新宿区西新宿5−20付近で神田川に注ぐ、全長およそ3kmほどの自然河川でした。かつて流域には川の水を利用した水田が拓かれていましたが、昭和に入って市街地化が進み、1963年頃には本流・支流含めて暗渠化されています。 現在の地図に、その流路をプロットしたものが下の地図となります。現在はまったく川のないエリアですが、かつてはたくさんの流路があったのがわかるかと思います。 より大きな地図で 神田川支流(和泉川/神田川笹塚支流)mizbering用 を表示 段彩図で地形を見てみましょう。川が流れていたのは、武蔵野台地末端の淀橋台の端に、南西から北東に
”目黒川で泳ぎ隊“ 大竹隊長、目黒川はもう泳げますか? 目黒川は世田谷区を水源とし、目黒区、品川区を通りぬけ天王洲付近で東京湾に注ぎ込む長さ8キロほどの川です。あまり知られていませんが、周辺には下北沢、中目黒、代官山、大崎などのおしゃれなエリアが点在しています。しかし、川岸はほとんどコンクリートで固められ、水面に近づく事さえ出来ない典型的な都市河川。水質は以前よりもかなり改善したとはいえ、モスグリーン色の水が流れており、夏場には独特の“香り”を発生してしまうこともある川なのです。 ところが、この目黒川で泳ぐ人たちのグループがいると聴いて驚愕したのは私だけではないでしょう。 今回は目黒川で泳ぎ隊の隊長、大竹幸義さんにお話を伺いました。 まず最初に川に入った時はどんな感触だったか教えてください。 ぼくは元々品川が地元なんですが、目黒川は昔よりは遥かにきれいになってた、って感じですかね。意外と心
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