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  • 浜田雅功、パパ活報道で好感の異様――ネット記事から消された“暴力描写”とは?

    誌には浜田のスピリチュアル発言の描写も……(C)サイゾーウーマン ダウンタウン・浜田雅功といわゆる“パパ活”関係にあったという女性が、2月17日発売の「フライデー」(講談社)で当時の様子を告発。浜田にとって、2014年にグラドルとの半同棲が報じられて以来の不倫スキャンダルとなるが、ネット上では「逆に好感度上がった」「浜ちゃんかわいい」などと異様にも思える反応が相次いでいる。 同誌の発売に先行して、記事の一部が16日付のニュースサイト「FRIDAYデジタル」に掲載。それによると、告発者はエステ店を営む大阪在住の女性・Aさんで、18年の秋頃、知り合いの元芸人の仲介で浜田を紹介され、その後、19年4月までの間、たびたびホテルのスイートルームで逢瀬を重ねていたという。 これが事実であれば、浜田のでタレントの小川菜摘への裏切り行為となるが、それ以上にAさんが明かした浜田のお茶目な素顔が、ネット上

    浜田雅功、パパ活報道で好感の異様――ネット記事から消された“暴力描写”とは?
  • 中居正広の盲腸がんスクープ、ジャニーズは「あえてストップかけなかった」?

    中居くんお体お大事に(写真:サイゾーウーマン) 近頃、レギュラー番組の欠席が相次いでいたタレント・中居正広について、がんの手術をしていたと、10月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)がスクープ。ネット上のファンからは、中居のプライバシーを暴く報道に批判が噴出しているが、マスコミ関係者の間では「ジャニーズ側はこの記事が出ることをあえて止めなかった可能性がある」(テレビ局関係者)と指摘されている。 中居は今月1日と8日、2週連続で“体調不良”を理由に自身の冠レギュラー番組『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)を欠席。同様に、14日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)や、15日放送のラジオ番組『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)の収録も休んでいたが、同日放送の『中居正広のキャスターな会』では“3週間ぶりの復帰”を果たしていた。 「7月14日に急性虫垂炎のため

    中居正広の盲腸がんスクープ、ジャニーズは「あえてストップかけなかった」?
  • 滝沢秀明氏、ジャニーズ事務所退社を明日発表へ――アイランド社長の後任は元V6・井ノ原快彦か

    天国のジャニーさんが、慌てて下界に下りてくるレベルの大騒動(写真:サイゾーウーマン) 滝沢秀明氏が、ジャニーズアイランド社長、ジャニーズ事務所副社長から退任することを、明日11月1日に発表する予定だという。 滝沢は1995年にジャニーズ事務所に入所し、2002年にタッキー&翼としてデビュー。18年末で芸能界を引退し、以降はジャニーズJr.の発掘・育成を行うジャニーズアイランドのトップ、またジャニーズ事務所の幹部として裏方に徹してきたが、ここにきてジャニーズを離れる決意をしたようだ。その背景には、以前から業界内で取り沙汰されてきた“現体制の不協和音”が関係しているのではないかと、ささやかれている。 芸能界引退後の20年に、Snow ManとSixTONESをデビューさせた滝沢氏。両者とも現在、破竹の勢いを見せており、令和の芸能界を代表する人気グループに成長した。ところが、今年になってその管轄

    滝沢秀明氏、ジャニーズ事務所退社を明日発表へ――アイランド社長の後任は元V6・井ノ原快彦か
  • 「医者に診せてはいけません」フィリピン仕込みの“心霊手術”で破滅した、日本心霊学会の“神さん”【豚の血・心霊手術詐欺事件 後編】

    「医者に診せてはいけません」フィリピン仕込みの“心霊手術”で破滅した、日心霊学会の“神さん”【豚の血・心霊手術詐欺事件 後編】 写真ACより 1996(平成8)年10月。「手術室」で心霊手術の真っ最中だった日笠志摩子(仮名・当時57)のもとに、警察がなだれ込んだ。昭和のころ、テレビで「心霊手術」をご覧になった方もいるのではなかろうか。病を患う患者を寝台に寝かせ、その患部に術者が手を突っ込む。何やら手元を動かすと、患者の体から病巣と思しき血まみれの臓物が取り出される。メスも麻酔も使わないのに患者は痛みも感じず、手術が終わるのだ。 かつて、まるで奇跡のようにテレビで放送されていた、この摩訶不思議な手術で、もちろん病気が治るわけでもない。しかし平成の時代に、日でこの「心霊手術」を行っていたとして詐欺容疑で逮捕されたのが、志摩子である。 被害者は全国で約300人にのぼり、被害総額は数千万とも億

    「医者に診せてはいけません」フィリピン仕込みの“心霊手術”で破滅した、日本心霊学会の“神さん”【豚の血・心霊手術詐欺事件 後編】
  • 素手で病巣の臓物をグチャ……「心霊手術」で数億円稼いだ、“神さま”と呼ばれた女【豚の血・心霊手術詐欺事件】

    素手で病巣の臓物をグチャ……「心霊手術」で数億円稼いだ、“神さま”と呼ばれた女【豚の血・心霊手術詐欺事件】 (C)gettyimages 世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 【三重 豚の血・心霊手術詐欺事件】 三重県某市から車を北に30分ほど走らせたところにある、ひなびた街。山裾にしがみつくように建ったホテル別館の大会議室が、彼女の“オペ室”のひとつだった。しかし、オペと言っても、我々が思い浮かべるそれではない。室内には消毒液でなく、お香の匂いが立ち込めている。 寝台の周りを半円状に取り囲んでいるのはナースではなく、下着一枚の姿になった男女。一同がい入るように見つめていたのは、髪を引っ詰めた女の手元だった。彼女は寝台に横たわる“患者”の体から、麻酔もメスも使わずに

    素手で病巣の臓物をグチャ……「心霊手術」で数億円稼いだ、“神さま”と呼ばれた女【豚の血・心霊手術詐欺事件】
  • 84歳男性と「何度も男女関係ありました」――中年パート主婦2人が独居老人を絞殺するまで【群馬・独居老人殺人事件:後編】

    世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 写真ACより 1983年の仕事納めも近い年の瀬の群馬県。国鉄桐生駅にほど近い中心街に、織都の栄華を残す元遊郭の3階建てアパートがあった。この2階に住む逸見隆史さん(仮名・84=当時)は、市役所や新聞社、生命保険会社などを渡り歩いたのち、8年前に退職。年金と息子からの仕送りで、年末の慌ただしさとは無縁な一人暮らしをしていた。 ところが、12月20日に部屋の布団で発見された逸見さんは、絞殺されていた。年をまたぎ、84年1月8日に逮捕されたのは、静岡に住む主婦2人。野口ミツ(仮名・49=当時)と、共犯の柿山奈美(同・50=当時)だった。 ▼前編▼ 84歳の逸見さんと「男女関係がありました」 年金と息子からの送金で、六畳一間のアパートに質

    84歳男性と「何度も男女関係ありました」――中年パート主婦2人が独居老人を絞殺するまで【群馬・独居老人殺人事件:後編】
  • 49歳主婦、借金1000万円で一家夜逃げの先で……パート仲間をつなげた「サラ金」【群馬・独居老人殺人事件:前編】

    49歳主婦、借金1000万円で一家夜逃げの先で……パート仲間をつなげた「サラ金」【群馬・独居老人殺人事件:前編】 世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 写真ACより 【群馬・独居老人殺人事件】 1983年の仕事納めも近い年の瀬の群馬県。国鉄桐生駅にほど近い中心街に、織都の栄華を残す元遊郭の3階建てアパートがあった。この2階に住む逸見隆史さん(仮名)は、市役所や新聞社、生命保険会社などを渡り歩いたのち、8年前に退職。年金と息子からの仕送りで、年末の慌ただしさとは無縁な一人暮らしをしていた。 84歳とは思えぬほど元気な彼の趣味は競艇とパチンコ。近所の米屋の主人は、きちんとスーツにネクタイをしめた逸見さんが自転車にまたがり外出するのをよく見かけていた。 3キロほどある桐生競

    49歳主婦、借金1000万円で一家夜逃げの先で……パート仲間をつなげた「サラ金」【群馬・独居老人殺人事件:前編】
  • 「5歳児餓死事件」赤堀恵美子と同じく洗脳・支配……「福岡4人組保険金連続殺害事件」の死刑囚・吉田純子とは?

    「5歳児餓死事件」赤堀恵美子と同じく洗脳・支配……「福岡4人組保険金連続殺害事件」の死刑囚・吉田純子とは? 写真ACより 福岡で起こった「5歳児餓死事件」について、耳を疑うような背景が浮き彫りになってきている。3月2日、福岡県系は、保護責任者遺棄致死容疑で、翔士郎ちゃん(5歳)の実母・碇利恵と、知人・赤堀恵美子両容疑者を逮捕した。報道によると、2人はママ友の関係性だが、その実、赤堀容疑者が碇容疑者を“洗脳”していたというのだ。 赤堀容疑者は「あなたはママ友の間で悪口を言われている」「でも私はあなたの味方」などと言って、徐々に碇容疑者を囲い込むように。また、碇容疑者の夫が不倫していると嘘をつき、離婚までさせ、その精神的支配を強めていったという。 そして、ある時は架空のトラブルをでっち上げると、共通のママ友を「暴力団ともつながるボス」に仕立て、「ボスがトラブルを解決するので金を用意するよう」と

    「5歳児餓死事件」赤堀恵美子と同じく洗脳・支配……「福岡4人組保険金連続殺害事件」の死刑囚・吉田純子とは?
  • 夫殺し未遂の女医が語った「男の宿命的な性」への憎しみ――女たちの同情を集めた公判【神戸毒まんじゅう殺人事件:後編】

    gettyimagesより 1939年(昭和14)4月26日、兵庫県の西側にあるM病院で副院長を務める橋義男(仮名・当時28)のもとに神戸大丸からカルカン饅頭が届いた。義男と実弟と、実妹の職場の人間がそれをしたところ、全員がチフスに罹患。義男は一時期重体となるも回復したが、実弟はのちに死亡した。饅頭の表面にはチフス菌が塗られていたのである。カルカン饅頭を送りつけたのは、義男の内縁のである女医の永尾花子(同・当時29)だった。 花子は、細菌研究所からチフス菌の培養器3基を持ち出し、饅頭に全て塗りつけてから発送していた。饅頭を使い毒殺しようとした相手は、義男だった。第二次世界大戦勃発の年にありながら、世間の耳目を大いに集めたこの事件は、一般傍聴席の8割が女性で占められていたという。女性の関心を集めたのは、この事件が義男の裏切りをきっかけとしていたものだったからだろう。 3日続いた公判の終

    夫殺し未遂の女医が語った「男の宿命的な性」への憎しみ――女たちの同情を集めた公判【神戸毒まんじゅう殺人事件:後編】
  • 内縁の夫が「新たなる妻を迎えようとした」……傍聴に人々が殺到した、殺害未遂の女医の告白【神戸毒まんじゅう殺人事件:前編】

    内縁の夫が「新たなるを迎えようとした」……傍聴に人々が殺到した、殺害未遂の女医の告白【神戸毒まんじゅう殺人事件:前編】 世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 gettyimagesより 兵庫県の西側にあるM病院で副院長を務める橋義男(仮名・当時28)のもとに神戸大丸からカルカン饅頭が届いた。お中元やお歳暮の時期でもないその届け物を義男の母親が受け取ったのは、1939年(昭和14)4月26日のこと。カルカン饅頭は義男の好物だった。ところが、2個を義男とその実弟がべ、残りを実妹が、勤務する小学校に持って行き、職場の皆とべたところ、饅頭をべた全員がチフスに罹患した。饅頭の表面にはチフス菌が塗られていたのである。義男は一時期重体となるも回復。だが実弟はのちに死亡した

    内縁の夫が「新たなる妻を迎えようとした」……傍聴に人々が殺到した、殺害未遂の女医の告白【神戸毒まんじゅう殺人事件:前編】
  • ワタナベマホト、15歳女子高生への“わいせつ画像要求”疑惑に「児ポ法違反」の指摘! 元欅坂46・今泉佑唯と結婚発表直後に大炎上

    ワタナベマホト、15歳女子高生への“わいせつ画像要求”疑惑に「児ポ法違反」の指摘! 元欅坂46・今泉佑唯と結婚発表直後に大炎上 1月21日に、元欅坂46・今泉佑唯との結婚を発表したYouTuber・ワタナベマホトについて、同じくYouTuberのコレコレが、同日「【緊急生放送】マホトいい加減にしてくれ…結婚発表したが裏でガチで許せない行為発覚…被害者女性と通話」と題した生配信を実施。ワタナベは昨年11月~今年1月まで、個人的なやりとりをしていた女子高生に、“わいせつ写真”を送るよう要求していた疑惑が浮上した。 マホトは2019年6月、同居女性への傷害容疑で逮捕されたという経歴の持ち主だが、所属事務所から科せられた約半年間の謹慎処分を経て活動再開しており、今月21日には今泉との結婚を報告。今泉は妊娠中で、彼女自身は「出産は暖かい時期を予定しております」とコメントし、一部報道では“妊娠5カ月”

    ワタナベマホト、15歳女子高生への“わいせつ画像要求”疑惑に「児ポ法違反」の指摘! 元欅坂46・今泉佑唯と結婚発表直後に大炎上
  • ASKA、人気バーチャルYouTuberに憤慨!? 「おい!なんとか言え!」Twitter投稿にファン困惑

    ASKA、人気バーチャルYouTuberに憤慨!? 「おい!なんとか言え!」Twitter投稿にファン困惑 2019年8月にCHAGE and ASKAを脱退したASKAが、現在、バーチャルYouTuber(以下、VTuber)のファンを困惑させているという。事の発端は、今月8日にASKATwitterに投稿した「おい!なんとか言え!【夕陽リリ/にじさんじ】」から始まる、怒りのコメントだ。 「夕陽リリとは、VTuberが所属する『にじさんじ』というグループのメンバーで、Twitterのフォロワーは約16万人、YouTubeも約15万人のチャンネル登録者数を誇る人気VTuberの一人。ゲーム実況の生配信をよく行っているのですが、ASKAも夕陽の配信を見たのか、視聴者が『ビーコンがあれば大丈夫』といったコメントを残していたことに疑問を持ったよう。Twitterに『やたら「ビーコン」「ビーコン

    ASKA、人気バーチャルYouTuberに憤慨!? 「おい!なんとか言え!」Twitter投稿にファン困惑
  • 【宮城・婚活サイト殺人事件:前編】木嶋佳苗に続いた“セックスと金”の婚活オンナ……「結婚するつもりの男」と1000万円の援助金

    【宮城・婚活サイト殺人事件:前編】木嶋佳苗に続いた“セックスと金”の婚活オンナ……「結婚するつもりの男」と1000万円の援助金 世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 写真ACより 【宮城 婚活サイト殺人事件】 宮城県刈田郡蔵王町、蔵王連峰を望む高原のリゾートホテルMは、2012年10月も、例年と同じく繁忙期を迎えていた。この時期は紅葉が見頃で、各地から観光客が訪れるのだ。Mに入社して3年の従業員・山は、同月21日から夜勤でシフトに入り、翌日22日の10時に退勤予定だったが、紅葉シーズンで混み合うフロントでのチェックアウト業務に追われ、11時を過ぎても仕事を続けていた。 レジ締めにもようやく終わりが見えてきた正午前、フロントの電話が鳴った。 「救急車呼んで。ちょっと部

    【宮城・婚活サイト殺人事件:前編】木嶋佳苗に続いた“セックスと金”の婚活オンナ……「結婚するつもりの男」と1000万円の援助金
  • 伊藤健太郎、ひき逃げ逮捕が過去のスキャンダルに飛び火!? 事務所移籍騒動と“金銭トラブル”疑惑とは

    10月28日、乗用車を運転中に東京都渋谷区の路上でバイクと衝突し、事故現場から立ち去ったとして、道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕された俳優・伊藤健太郎。29日朝に逮捕報道が出た直後から、「事故当時、伊藤の車には同乗の女性がいたようだ」という情報も出回り、今年1月に一部週刊誌で交際が報じられた山舞香との関係も掘り返されている。しかし、今回の事故はそればかりでなく、「先ごろ発表された“事務所出戻り騒動”にも飛び火しそう」(テレビ局関係者)というが……。 14歳のときに現所属事務所「イマージュエンターテインメント」のグループ会社である「ボン イマージュ」に所属し、モデルとして芸能界デビューを果たした伊藤。その後、俳優部門のイマージュに移り、2017年には小規模事務所「aoao」に移籍するも、今年9月にイマージュへの“出戻り”が発表されたばかりだった。 「いわば“元サヤ”に収まった形で

    伊藤健太郎、ひき逃げ逮捕が過去のスキャンダルに飛び火!? 事務所移籍騒動と“金銭トラブル”疑惑とは
  • 「子どもを抱いてるときはマリア様になれる」小学生殺人容疑、完全黙秘した女の“罪”【札幌・小四男児殺害事件:後編】

  • 遺骨DNAで判明した14年前の男児失踪“その後”……時効寸前に捕まったホステスの半生【札幌・小四男児殺害事件:前編】

    世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 まぽさんによる「写真AC」からの写真 北海道・新十津川町で農家を営む男性宅から火の手が上がったのは、1987年12月30日、午前3時過ぎのこと。1階に寝ていたと娘は逃げ出して助かったが、2階に寝ていた男性は焼死した。 それから半年後、88年6月。男性の兄が、延焼を免れ納屋で探し物をしていると、骨らしきものが入ったスーパーのビニール袋を見つけ、「犬かなんかの骨かもしれないけど」と、警察に届けた。調べたところ、これは犬ではなく、焚き火などで火葬された人骨で、子どものほぼ一人分がそろっていた。血液型は判明したものの、遺骨からDNAを抽出することができず、誰のものかを特定するに至らなかった。 10年後の初冬。DNA型鑑定技術の進歩により

    遺骨DNAで判明した14年前の男児失踪“その後”……時効寸前に捕まったホステスの半生【札幌・小四男児殺害事件:前編】
  • 【品川同性愛者殺人事件・前編】誰にもチヤホヤされない――41歳、元お嬢様に生まれた「闇」

    世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 顔が大きいことを気にしていたというが、人が思うほど大きくは感じない。むしろ、整形を経たとはいえ、目鼻立ちのはっきりした顔立ちは、ノーメイクでも際立ち、人目を引く。だが上下黒のジャージに、うつろな表情でうつむき、刑務官に縄を引かれ、足を引きずるように入廷するその様子には、憂さしか漂っていない。かつて新宿2丁目でバーを複数経営し、行く先々でピンクのドンペリを開けて飲み歩いていたという華やかな生活の片鱗は、どこにも探すことができなかった。 【第4回 品川同性愛者殺人事件】 スナック経営者の鈴木友幸(ゆうこ・当時39)が遺体となって発見されたのは、2005年4月のこと。大家から家賃滞納の連絡を受けた母親が、東京都品川区西五反田の自宅マ

    【品川同性愛者殺人事件・前編】誰にもチヤホヤされない――41歳、元お嬢様に生まれた「闇」
  • 【品川同性愛者殺人事件・後編】男への依存と「11の偽名」――嘘で飾り続けた女の欲望

    胸や腹などを18カ所刺され、死後1カ月が経過してから自宅で発見された鈴木友幸(ゆうこ・当時39)さん。マンションで一緒に暮らしていたのは、かつて新宿2丁目でバーを経営し、行く先々でピンクのドンペリを開けて飲み歩く、華やかな生活を送っていた女だった。「魔女」「帽子の志麻」と2丁目で呼ばれていた、前田優香(事件発生当時41)と鈴木さんは恋人関係にあった。 (前編はこちら) 「バーをやってる」「新宿に店を出させる」恋人の前で飾り続けた嘘 「あんた、武蔵小山なんかで店をやってるのもったいないわ。私が新宿に店を出させてあげる」 武蔵小山のスナックでもドンペリを開け、ブランド物の服に身を包み続けていた優香は、しかも鈴木さんにこのような甘言まで弄していた。「新宿でバーを経営している」こんなことも得意げに語っていたという。鈴木さんは優香の嘘を信じ切っていた。だが店のパートナーはもちろん、鈴木さんの母親も店

    【品川同性愛者殺人事件・後編】男への依存と「11の偽名」――嘘で飾り続けた女の欲望
  • 【池袋・買春男性死亡事件:前編】2時間6万円で買われた“ホテトル嬢”が客を殺めるまで

    世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 第7回:池袋・買春男性死亡事件 acworksさんによる写真ACからの写真 池袋駅東側にそびえるサンシャイン60を擁するサンシャインシティ。そこに続く「サンシャイン60階通り」(当時)に面したホテルに女が呼び出されたのは水曜日、午後6時ごろのことだった。彼女は母親に「モデルの仕事を始めた」と言っていたが、ホテトル嬢として生計を立てていた。ロビーで待っていた男は、女を見てうれしそうに呟く。 「若くて綺麗な人が来てくれてよかった」 男はあらかじめチェックインしていた723号室へ女と共に入った。 「優しそうな人」 一方の女も、そんな第一印象を抱いていた。ところが2時間後、女の電話で部屋に駆けつけたホテル従業員が目にしたのは、血まみれで倒

    【池袋・買春男性死亡事件:前編】2時間6万円で買われた“ホテトル嬢”が客を殺めるまで
  • 殺人の手付金は水晶1000万円――裕福な“箱入り娘”が心酔した教祖【板橋・占い師グループによる射殺事件:前編】

    世間を戦慄させた事件の犯人は女だった――。平凡に暮らす姿からは想像できない、ひとりの女による犯行。自己愛、欲望、嫉妬、劣等感――罪に飲み込まれた闇をあぶり出す。 数日前に梅雨入りしていたが、その日の東京は、昼から晴れ間がのぞいていた。2001年6月9日、東武東上線下赤塚駅を北側に進んだ板橋区赤塚6丁目には、古いアパートや小学校、銭湯などが並ぶ。下町の風情を残した住宅街のなかで一際目立つ、タイル張りの塀に囲まれた豪邸の前に段ボールを抱えた男が立ち、インターホンを鳴らしたのは、夜の帳が降り切った20時55分のことだった。宅配便にしては遅い来訪だ。 その直後、「パーン」と風船が割れるような乾いた音が周囲に響いた。何事かと外に飛び出した近所の者たちが集まると、この家に住む丸山寿治さん(70=当時)が、玄関で倒れており、その下に広がる血だまりがみるみる大きくなっていくのだった。 第6回:東京・板橋 

    殺人の手付金は水晶1000万円――裕福な“箱入り娘”が心酔した教祖【板橋・占い師グループによる射殺事件:前編】