仙台市の上空に17日朝、気球のような白い物体が浮かんでいるとの情報が、宮城県警や仙台管区気象台などに相次いで寄せられた。県警は同日午前、ヘリコプターを飛ばして仙台市周辺の上空を警戒した。 河北新報社に寄せられた情報によると、気球のような物体は同日午前4時ごろから目撃された。下部には十字状の物がぶら下がっている。 県警によると、物体の高度は2000~3000メートル以上とみられる。同日正午までに、宮城県亘理町や白石市、大崎市などの住民から「空に白い物が浮かんでいる」との110番が十数件あった。 国土交通省仙台空港事務所によると、午前6時すぎに仙台空港西側の上空に白い物体を確認したが、航空法に基づく届け出や報告はないという。物体は気象観測機器を飛ばすための気球に形は似ているが、気象台は「気象庁が打ち上げた物ではない」と説明している。 宮城県危機対策課の担当者は「県警や自衛隊、大学などと連絡を取
山形県は16日、新型コロナウイルス感染症の危機対策本部会議を開き、来県者に実施する方針の検温について、18~24日の試行期間に一部の場所で行い、25日~5月10日に7カ所で本格実施することを決めた。 試行期間中はJR山形、米沢の両駅、山形、庄内の両空港、山形自動車道下りの山形蔵王パーキングエリア(PA)で検温や啓発を実施する。駅では時間を区切って啓発し、空港には固定式の体温計を配備。山形蔵王PAでは18、19日に検温を行う。 本格実施では山形道の寒河江サービスエリア(SA)、道の駅米沢を追加し、計7カ所で検温、啓発する。道路には県職員らを配置し、午前10時~午後4時に非接触型の検温計で運転手らの体温を測る。鉄道、空港にはサーモグラフィーを設置。実施は山形新幹線の始発から終電の到着まで、空港は始発から終着まで。 対象に仙台-山形間の都市間バス利用者も加えるが、検温はせず啓発活動にとどめる。山
[おしたに・ひとし]東北大医学部卒。1999~2005年にかけ、世界保健機関(WHO)西太平洋事務局(マニラ)の感染症地域アドバイザーを務めた。05年から現職。東京都出身。専門はウイルス学。60歳。 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が続き、国内でも死者が出た。今後必要となる対策は何か。世界保健機関(WHO)で、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の対策に当たった東北大大学院医学系研究科の押谷仁教授に現状と見通しを聞いた。(聞き手は報道部・菊池春子) -現状をどう見るか。 「感染性は強く、日本国内で既に広がっていた『見えない流行』が顕在化したと考えるべきだ。感染者が重症化したSARSと違って軽症の場合が多く、感染した人が検査の対象とならずに見逃された可能性が高い。見えにくい感染症であり、人類が経験したことのない事態だ」 「横浜港のクルーズ船に注目が集まったが、乗船客
サッカーJ1仙台は9日、渡辺晋監督(46)が今季限りで退任することを明らかにした。事実上の解任とみられる。仙台市内でのクラブ主催のパーティーの後、丹治祥庸強化育成本部長が表明した。理由は明らかにしていない。後任は未定。渡辺監督はクラブに残らないという。 渡辺監督は同日夜に記者会見を行い、「クラブから(監督交代の)決断を通知され、受け入れる形になった」と説明。選手時代を含めて19年間所属した仙台に対して「長い間さまざまな経験ができ、感謝の気持ちでいっぱい。もっと良い恩返しをしたかった」と語った。 仙台は今季、開幕から5戦連続未勝利と序盤につまずき、一時は最下位に低迷。ボールを保持して攻める戦術から守備重視の堅守速攻に転換して立て直し、11位で10季連続のJ1残留に導いた。 クラブは今季最終戦だった7日のアウェー広島戦後から渡辺監督と面会し、退任が決まった。丹治本部長は「クラブとして監督を代え
ミスの連鎖に終止符は打たれなかった。21日投開票の参院選宮城選挙区で、仙台市選管はまたも投開票事務で不手際を重ねた。若林区では候補者の得票数を222票ずつ間違えて確定させた。2014年以降、全選挙でミスをしている市選管。今回の参院選で長年の汚名を返上するはずだった。不名誉な連続記録を更新してしまい、関係者に衝撃が広がっている。 「本当に申し訳なく、痛恨の極みだ」。22日午後、市役所で記者会見した若林区選管の担当者は、全国で最も遅い選挙結果の確定を平謝りするしかなかった。 若林区は開票結果の確定が約3時間半遅れた。2カ所の投票所で、投票せずに用紙を置いて帰った有権者を投票者から省いたり、投票者を数え間違えたりした。 結果の確定後は、立憲民主党新人と自民党現職の得票数に誤りが判明。投票用紙を再点検し、正しい得票数に訂正したため、開票終了はさらに約2時間遅れ、22日午前7時前となった。 ミスを避
28日午前7時半ごろ、仙台市青葉区上杉1丁目のマンションで、30代の住人男性から「警察官をよこしてほしい」と110番があった。仙台北署員が駆け付けると、男性の次男で同居の小学1年男児(7)が自室内に倒れており、市内の病院に搬送されたが死亡した。 捜査関係者によると、男性は「自分が息子に手を掛けてしまった」との趣旨の説明をしているという。同署は殺人容疑で男性を逮捕する方針。 室内には当時、父親と次男のほか、母親ら家族数人もいたという。同署は次男を司法解剖し、詳しい死因を調べる。 現場近くの会社に勤務する女性(66)は「午前7時半すぎに救急車やパトカーがマンション前に多数来ていた。心配そうに救急車をのぞき込む女性に、警察官らしき人が『大丈夫だから』と声を掛けていた。この辺は治安が良いので、事件であれば怖い」と話した。
<仙台小1次男殺害>子3人と心中計画か 殺害容疑の父親供述 仙台市青葉区上杉1丁目のマンションで小学1年菱沼慶士君(7)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された父親の無職芳徳容疑者(39)が慶士君ら3人の子どもを道連れに死のうとしたとの趣旨を供述していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。 仙台北署によると、事件が起きたとみられる27日午後11時ごろ、容疑者は慶士君と長男(9)、長女(5)とマンション自室の寝室におり、3人の子は就寝中だった。容疑者は隣で寝ていた慶士君の首を手で絞めて殺害したとみられる。司法解剖で死因は窒息死と判明した。 容疑者の右脇腹には刃物で刺したような軽い刺し傷が数カ所あり、寝室外には容疑者のものとみられる血痕があった。同署は容疑者が3人の子と無理心中する意思が実際にあったかどうか慎重に調べる。 妻(39)は当時仕事で外出していた。容疑者は妻との間にトラブルが
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