ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/lee (6)

  • 6歳の中国人の日本への難民申請を手伝ったら、炎上した

    <日政治亡命をほとんど認めないのが通説だが、このたび中国で迫害されている知人の子供と義母の難民申請を手伝った。無事に受理されたのだが、その過程で中国人の暗部も見えてしまった> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。 日移住して30年、初めてのアルバイトから初めてのレストラン経営、初めての国籍取得、初めての選挙などさまざまな「初体験」を経てきたが、先日思ってもみない「初体験」があった。ある日のこと、私が電話を取ると、向こうはいきなりこう切り出してきた。 「李さん、ネットで炎上されてますよね? よろしければ、我々のほうで対策いたしますが。当方は**社と申しまして、風評被害対策で豊富な経験を持っております......」 ――といった内容だ。 私、李小牧は言論人として活動するなかで、いわゆるネット炎上を何度も体験してきたが、対策会社から売り込みがあったのは初めてだ。ネット炎上を見つけてはめざ

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  • 岐阜県の盗撮疑惑事件で垣間見えた、外国人技能実習制度の闇

    <寮の浴室から発見された不審な物体。若い中国人女性技能実習生たちは、会社からも仲介機関からも日社会からも助けを得られず、困り果てていた> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。今回は私が激怒したある出来事についてお伝えしたい。 2月8日、SNSに不思議なメッセージが届いた。 「小牧先生、こんにちは。日にいる女の子のためにお知恵を拝借できませんか。彼女たちは浴室で監視カメラを見つけたのですが、警察も会社も助けてくれずに困っています」 ある中国人ネットユーザーから発信されたものだ。後で聞いた話も含めて整理すると、次のような次第だという。 岐阜県大垣市のある会社で働く6人の中国人女性技能実習生たち。7日夜、寮の浴室の脱衣場で不審な物体に気が付いたという。USB ACアダプターの形をしているが、よく見ると小さな穴が空いている。 これを見た1人の女性実習生はぴんと来た。これは監視カメラに違いない、

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  • えっ? 中国共産党が北ミサイルより恐れる「郭文貴」を知らない?

    <事実確認に慎重になるあまり「郭文貴現象」を取り上げない日メディアの態度は理解できない。中国から米国に逃れ、中国高官の汚職やセックススキャンダルを暴露し続けるこの大富豪は、今や中国内外で注目の的だ> 新宿案内人の李小牧です。 郭文貴(クオ・ウエンコイ)という人物をご存じだろうか。中国を逃れて米国で「亡命」状態にある大富豪にして、中国高官の汚職やセックススキャンダルに関する告発、暴露を続けている人物だ。今年4月には彼が出演した米政府系メディア「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」の生放送のネット番組が突然打ち切られ、中国政府の圧力ではないかと世界的な話題となった。 その一方で、彼のリークには少なからぬ虚偽が含まれていることも事実だ。日メディアが報道を控えているのも、裏付けが取れないと尻込みしているからだ。 事実を確認するのはジャーナリズムの根幹だけに、日メディアの態度は理解できなくもない

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  • 私事ですが、日中関係に翻弄されながら10周年を迎えました

    <私が経営するレストラン「湖南菜館」がオープン10周年を迎えた。思い返せば、ただの中華レストランでなく、日中関係や中国の変化を映し出す鏡だった> こんにちは、新宿案内人の李小牧です。私事ながらご報告させていただきたい。この夏、私が経営するレストラン「湖南菜館」がオープン10周年を迎えた。 老舗というにはまだほど遠いが、新宿の歌舞伎町一番街という激戦区で店を続けるのは容易なことではない。皆さんのご支援もあって、この街で看板を出し続けられていることに誇りを感じている。 この10年、いろいろなことがあった。店で繰り広げられた数々の人間ドラマはさておいても(笑)、この自分の"城"では日中のメディアから多くの取材を受けた。東日大震災の日には、家に帰れず行き場を失った多くの人を招き入れ、朝まで過ごしてもらった(もちろん、自慢の湖南料理べてもらいながらだ)。 著書の出版記念パーティーを開いた時は、

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  • 日本が危ない!? 福島原発の放射能フェイクニュースが拡散中

    <「日に行くのは命を捨てるのも同然」「核燃料は流出していた! 即死レベルの放射線」などと、中国を中心に原子炉格納容器内の放射線量についての発表が誤って伝わっている。日政府はなぜ対応を取らないのか> こんにちは、新宿歌舞伎町の李小牧です。外国人による日旅行が絶好調だが、いま大変な危機が迫っていることをご紹介したい。日政府が速やかに対策を取らなければ日経済にとって大きな打撃となりかねない。 日政府観光局は2月15日、今年1月期の訪日外国人客数(推計値)を発表した。前年同月比24%増の229万5700人で、単月では過去2番目の高水準を記録した。原動力となったのが中国人観光客だ。今年は1月28日が旧正月。ちょっと早めに休みをとって日を訪れた人も多かったのだろう。前年同月比32.7%増の63万600人が日旅行を楽しんだ。 ここで話が終われば万々歳なのだが、いま大変な事態が起きている。

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  • 熊本地震に寄せられた中国人の温かい言葉(とお金)

    皆さん、こんにちは。「熊案内人」の李小牧です。「新宿案内人じゃなかったの?!」とツッコミが飛んできそうだが、今だけは地震被害に苦しむ熊のために全力投球する所存。執筆時(21日)の朝、熊から東京に帰ってきたばかりだが、この記事が掲載される頃には再び熊にいるはずだ。このコラムでは現地の状況、そして被害を知った中国人の反応についてお伝えしたい。 「中国人に伝えたい」と被災地に向かった 商談、ビジネスイベントでのスピーチ、中国で最も人気があるテレビトークショー「鏘鏘三人行」の収録......5泊6日で中国5都市を回るという強行軍の旅を終えた私は、へとへとになって日に戻ってきた。それが4月14日、熊地震の起きた日だった。すぐにも現地に飛びたかったが、東京でやるべき仕事は山積み。どうしようか悩んでいるうちに16日未明の震を迎えることになった。これはもう行くしかない。 私は5年前の東日

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