南北分断から70年の時を経て、朝鮮半島はどこへ向かっているのか——。 その歩みをいま一度知るためにも、TRANSIT42号では韓国・北朝鮮を特集した。ここでは誌面の一部を紹介していく。 第二次世界大戦と朝鮮戦争を経て、世界でも最貧国のひとつといわれた韓国を、立て直したのは韓国の財閥だった。日本のようには「解体」されず、今でも絶対的パワーを誇る10社。その成り立ちや、現況、未来を覗いていく。 貧困国からの脱却 1950年に始まった朝鮮戦争で大きなダメージを受け、1960年代前半まで最貧国のひとつともいわれていた韓国。それが、精密機器の開発や、IT 業界などで国際的企業が誕生し、2017年にはGDP世界12位の経済大国へと成長を遂げた。一体なぜか。 韓国経済の革新的発展の第一歩といえば、1960年代後半からの「漢江の奇跡」と呼ばれる現象。韓国は日韓基本条約により日本から得た3億ドルの支援金を使
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