「幽霊が出るから嫌なんです。一緒に住みませんか」。安倍晋三首相は30日夜、自民党幹部を公邸に招いた会食で、就任から7カ月経ても公邸に入居しないことについて「怪談話」を持ち出して笑いを誘った。 かつて首相官邸だった公邸は昭和11年の「2・26事件」の舞台で「犠牲者の幽霊が出る」との噂話が絶えない。首相は6月、「都市伝説」と分析し、公邸に入居しない理由との関連性を否定していたが、「森(喜朗元首相)さんがお化けの一部を見たという話は聞いたことがある」と明かしたことも。同居を勧められた出席者は即座に返答した。「嫌です」。