(A)実行可能状態(READY):より優先度の高いタスクが実行中のため、実行を待たされている状態。あるいは、同じ優先度のタスクが先に実行状態となっているため、実行を待たされている状態。 (B)実行状態(RUN):プロセッサを割り当てられて動作している状態。RUN状態のタスクは、同時にはひとつしか存在しない。タスクにとっては、READY状態とRUN状態には大差がなく、最優先READYタスクの別名がRUNタスクともいえる。 (C)待ち状態(WAIT):自ら発行したシステムコールにより、実行が止まっている状態。事象駆動(イベントドリブン)方式のマルチタスクでは、起動されたタスクは、ほとんどの期間をWAIT状態で過ごすはず。そうでないと、タスクの待ちの間を利用して、別のタスクを実行できない。 “待ち”と“待ち解除”の要因は以下。 待ち 起床待ち (slp_tsk, tslp_tsk) 時間待