auのネットワークを借りるMVNOとして2014年にスタートし、急成長をとげ、大手の一角に名を連ねているのが、ケイ・オプティコムの運営する「mineo」だ。同社は2015年にドコモからもネットワークを借り、「Dプラン」を開始。借り先の回線を問わず、データをシェアできたり、家族割を組めたりする、MVNOならではのサービスをいち早く導入した。 mineoの特色は、ネットワークやサービスだけにあるのではない。同社は「Fun with Fans」をブランドステートメントとして掲げ、ファンの育成にも注力する。その舞台となっているのが、コミュニティーサイトとして立ち上げた「マイネ王」だ。余ったデータ量を蓄積し、会員全員が困ったとき引き出せる「フリータンク」など、マイネ王発のサービスも生まれている。 そんなmineoの差別化戦略を、ケイ・オプティコムでmineoの責任者を務める、モバイル事業戦略グループ