今回の騒動に関して、中国政府のデモ・暴動への対処の仕方、メディアへの情報の開示の態度は非難に値するが、チベットの独立・自治に関しては話は結構込み入っているようだ。 周知のとおり、チベット亡命政府はダライ・ラマ14世を指導者としてチベットの安定した自治(独立ではない)を求めて尽力してきたけど、今回のデモに関してはもとより批判的であったようだ。 本年3月10日より、中国の政策への不満を表明する目的でチベット全土のチベット人が一連の平和的なデモをおこないました。チベット亡命政府内閣は、事前にこのデモが中止されることを願っておりました。 http://www.tibethouse.jp/news_release/2008/080314_kashag.htm そして一方ではこのようなチベット亡命政府とダライ・ラマ14世の中国に対する軟化した戦略を批判する声もある。 インドに亡命しているチベット人民間
こんなブログで呟いても仕方ないとは思いつつも、現在チベットで起きている件について(今後どうなるか判らないが)、まずは中国政府のやり口を非難したいと思う。これは対等な争いではない。圧倒的な軍事力を持つ者と、石ころでしか抵抗できないような人々との流血である。端的に虐殺としか言いようがない。 道義的にも許せないし、暴発を招くまでチベット人を冷遇し続けた今までの政策も下の下だったとしか言いようがない。 僕が中国を含めアジア諸国に言いたいのは、「戦争とか虐殺とか公害とか、近現代日本が一通り経験した負の歴史を反面教師にしてください」ということだ。中国政府は今回、南京事件は愚か、「天安門」からすら学べなかった。これを僕は中国のために哀しむ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く