新学期、どの教授の授業を選ぶか迷うのは日本もアメリカも同じ。すでに決まっている先生から学ぶ日本の中学校や高校などと違い、大学では、心理学一つとっても、面識もない何十人もの教授の中から選ばなくてはならないからだ。だからこそ、教授達に関する情報収集が大切になってくる。 そんな背景からアメリカで登場したのが「良い教授には報酬を。悪い教授には落胆を」をモットーに掲げる、大学教授を評価するウェブサイト「WhoToTake.com(どの教授の授業を取るべきか)」。学生同士の口コミで広がりを見せる同サイトは、現在、年間10万人以上が利用し、利用者は増加の一途を辿る。 サイト創設者の一人、ポール・シアンシさんも「教授を評価したリストの制作は、最初は自分のために行っていました」と語っている。 このサイトは、すでに授業を取ったことのある先輩たちから聞いた教授の評価を掲載することを目的として、2001年に学生を