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ブックマーク / ascii.jp (12)

  • 法律が現実に追いつかない──津田氏、私的録音録画小委を総括 (1/3)

    「ダウンロード違法化」の方針は変わらず、「iPod課金」は見送り──。 16日、文化庁の文化審議会 著作権分科会 私的録音録画小委員会の第5回会合が開かれた。今年度の話し合いを総括し、導き出されたのが冒頭の結論だ(ダウンロード違法化はこちらの記事、iPod課金はこちらの記事をそれぞれ参照)。 私的録音録画小委員は、CDやMDといった録音メディアに課していた「私的録音録画補償金」制度を時代に合わせて抜的に見直す目的で、2006年に設けられた会合だ。しかし、この3年で話し合われてきたのは、ダウンロード違法化やiPod課金といった題にピタリと当てはまるテーマではなかなった。 来年以降、私的録音録画補償金の見直しはどうなっていくのだろうか? 3年間、委員として私的録音録画小委員に出席してきたジャーナリストの津田大介氏に、著作権行政の「来し方行く末」を聞いた。 きちんと議論を深めたかった ── 

    法律が現実に追いつかない──津田氏、私的録音録画小委を総括 (1/3)
  • 「小室哲哉」逮捕で露呈した、著作権の難しさ (1/4)

    4日、音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者が、詐欺の疑いで大阪地検特捜部に逮捕された(関連記事)。90年代の音楽シーンを盛り上げてきた立役者が逮捕されたことに衝撃を受けている人も少なくないだろう。 自作曲の著作権を譲渡すると投資家に持ちかけて、5億円をだまし取ったという容疑だが、なぜ投資家は小室氏の話を信じてしまったのだろうか? 著作権に詳しいジャーナリストの津田大介氏に話を聞くと、音楽業界の慣例や著作権法に「落とし穴」があることが分かった。 「財産」と「人格」というふたつの著作権 ── なぜ、投資家はだまされてしまったのでしょうか? 津田 原因のひとつに、誰が著作権を持っているのかが分かりにくいということが挙げられると思います。 同じようなシンプルな詐欺事件を、例えば土地で起こそうと思ったら無理です。登記簿を見れば、その土地の所有者が分かりますから。特許も同じで、特許庁への登録が必要です。

    「小室哲哉」逮捕で露呈した、著作権の難しさ (1/4)
  • 著作権法は業界団体のための法律ではない - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」

    著作権法の改正をめぐって、動きが活発になってきた。 最大の焦点となっていた「フェアユース」について、政府の知的財産戦略部(以下、知財部)は導入の方針を固め、29日の「デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会」に「日版フェアユース規定」の原案を提出する。 これに対して、日レコード協会やJASRACなどの業界団体は次のような要望書を知財部あてに提出した。 当該調査会には、かかる法制化により大きな影響を受ける権利者を代表する立場の者が構成員として参加していないばかりか、権利者あるいはその関係者に対する意見の聴取すら行われておりません。「創造」、「保護」、「活用」は知財計画の重要な柱と認識しておりますが、権利者が不在のまま「活用」ばかりに話が及ぶとすれば、甚だ公平さに欠けた運営と言わざるを得ません(強調は引用者)。 この要望書は、業界団体が著作権法を理解していないことをよく示してい

    著作権法は業界団体のための法律ではない - 池田信夫の「サイバーリバタリアン」
    ysmatsud
    ysmatsud 2008/10/28
    なんかちがう
  • 「第5権力」としてのウェブ

    総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。 B-CASがなくなると、ダビング10の信号は受信機で無視できるようになるので、これをどうするかが焦点だ。デジコン委員会の村井純主査(慶應義塾大学教授)は「技術と契約」で対応する方針を示した。しかし、法律で強制しない限り、ダビング10に対応するかどうかは受信機メーカーの自由だ。国内メーカーが(放送局の圧力を恐れて)ダビング10を採用しても、海外メーカーが「ダビング10なし」を売り物にして乗り込んでくる。ダビング10も実質的に廃止(任意の規格)に

    「第5権力」としてのウェブ
  • 【夏季特別企画 Linux対談 Vol.1】「冷奴が食べたいだけの関与者も、大豆をまくところから始めなければならないのか」

    夏季特別企画Linux編では、3人の専門家をお招きして、思う存分、Linuxの現状と課題、希望などを語ってもらった。その模様を3回に分けてお伝えする(発言中に登場する人物の敬称を一部略)。 Linuxというコミュニティーに、大企業の参入が与える光と影とは? 誌編集部「まず、今回の対談は、最近何かと話題のLinuxについてなのですが、とにかく米国ではもう大企業はLinuxにすごい力を入れている。特にIBMの力の入れ方は半端じゃなくて。まあ、IBMは部門部門に分かれていますからね。1つの部門は世界最大レベルのソフト会社に匹敵するぐらいの大きさがあって、そこがもう、かなり気で力を入れているからソフトウェアの業界をリードする力もあるということなんです。 Vol.1では、“しゃべり”の2人に挟まれて、発言する隙が見つからなかった福面(ふくめん)編集者の日刊アスキー編集部 清水久美子氏。Linux

  • 【夏季特別企画 Linux対談 Vol.3】Netscapeの『モジラ』で開眼したオープンソースの意味合い

    オープンソースがオープンであることの意味 誌編集部「Linuxは自由に改変できたわけですけど、それは逆に言えば、どう改変していくかということも、全部自分で考えなければならない。それがたとえばオラクルが指針を示したりすると、努力目標ができるわけだから、これは方向性として進みやすいものが与えられたという考え方ができるわけですよね」 風穴「それはできるでしょうね。最近で言うと、マインドクラフトが発表したベンチマークテストの結果が、結局Linuxコミュニティーにとってみれば、どこが弱点かっていうのを明らかにしてくれたっていうことで、非常にプラスだったと思います。そういう課題を突き詰められるたびに発展していくわけだから、それはなかなか興味深いところですよね。 そういう意味では、Linuxコミュニティーが傍らからコミュニティーとして見えているうちはダメなのかもしれない。だって、わからないというイメー

  • 【夏季特別企画 Linux対談 Vol.2】日本のプログラマーよ、立上がれ!Linuxコミュニティーに小(さ)村井(むらい)、出でよ!

    【夏季特別企画 Linux対談 Vol.2】日プログラマーよ、立上がれ!Linuxコミュニティーに小(さ)村井(むらい)、出でよ! 夏季特別企画Linux編1回目では、3人の専門家をお招きして、思う存分、Linuxの現状と課題、希望などを語ってもらった。Linuxブームに沸き立つ昨今のコンピューター業界だが、前回は日米のLinuxコミュニティーには微妙な温度差があるという話になり、そのなかで今後のLinuxコミュニティーの有り方と課題がいくつか挙がった。第2回目は、より深く日の問題点をえぐってもらう(発言の一部で登場人物の敬称略)。 カーネルをハックするような元気のあるプログラマーがいない日という国の現状 誌編集部「たとえばUS(米国)ではものすごく盛り上がるのに、日では萎んでしまうという、日米での乖離(かいり)みたいなのが出てくる可能性もあり得るわけですか」 風穴「うーん、で

    ysmatsud
    ysmatsud 2008/07/04
    10年前の吉岡さん語る。若い!しかも、いってることが既に今と同じ過ぎてびびる!
  • はてな流の「モノ作り」とは? 近藤社長語る

    「国内で1000万人のユーザーが使ってくれるサービスを京都から発信したい」 Hatena.inc設立のために渡米していた(株)はてな社長、近藤淳也氏が帰国してから即、着手したのは、はてな社を東京から京都に移転する大胆な計画だった。 東京には営業、インフラ、サポート、事務部門のスタッフ約10名を残し、サービスの要となる開発陣はすべて京都へ配置。京都への移転は、これまで以上にユーザーの生活にそったサービスを提供する決意を固めた意味合いが大きい。 「1000万人規模のサービス提供」へ、格始動 2006年8月、近藤淳也氏はHatena.inc設立のために渡米した。現地のエンジニアを雇ってウェブサービスを開発し、米国市場にはてなのサービスを普及させるためだ。 米国での活動により、各方面の人脈を着々と築いてきた。例えば2007年3月には、グーグルのシニアビジネスプロダクトマネージャーで、日法人の

    はてな流の「モノ作り」とは? 近藤社長語る
    ysmatsud
    ysmatsud 2008/05/28
    「実際はてなを離れてみると、目的を持たないコミュニケーションが果たす役割の大きさを思い知らされました」
  • 日本語入力の生い立ち (1/2)

    似ているようで違いも大きい日本語入力操作 現在MacWindowsでは、当たり前のようにキーボードからの日語の入力や表示が可能だ。しかし、最初からそうだったわけではない。 新しいOSは、とりあえず英語だけを使えるものとして設計・開発されることが多く、MacWindowsもその例外ではなかった。そのため、日語処理に関する機能はあとから付け加えられることになり、英語の扱いとはどうしても異なるものにならざるを得ない。現在のOSは、極力「モード」というものを避けるように設計されているが、複数の異なる言語を破綻なく扱うためには、やはりモードに頼らざるを得ない。そのためMacでもWindowsでも、言語の入力モードを切り替えるためのインターフェースは重要で、メニューやキー操作の組み合わせ、さらに専用のキーを用意することで丁重に対応している。 とはいえ、キー操作の方法はOS間どころか、日本語入力

    日本語入力の生い立ち (1/2)
  • Google本社で一世一代のプレゼン──米国進出の手応えを掴んだ未踏メンバー (1/3)

    未踏米国ツアーの4日目、パロアルトでは未踏のスーパークリエイターたちが、長い旅の最後を迎えようとしていた(関連記事1、2、3)。この日は、彼らにとっての第2の正念場だ。ツアー参加者の中から選ばれた4グループが、米グーグル社の「TechTalk」でプレゼンテーションを行なう。 世界中から注目を集めるトップクラスのIT企業、グーグルで自分の技術をアピールする機会なんて滅多にない。中休み的だった3日目、彼らはシリコンバレーで実際に活躍するベンチャー企業を訪問して、その雰囲気を肌で吸収していたが、その成果は形となって現れるのだろうか? かの有名な「グーグルランチ」を堪能 一行はまずグーグル社内を案内された(関連記事4、5)。同社の社ビルは「ビルディング43」。別に実際に40個以上のビルがあるわけではなく、この建物を作った前の入居者、SGI社時代にビルディング43と呼ばれていたのをそのまま継承し

    Google本社で一世一代のプレゼン──米国進出の手応えを掴んだ未踏メンバー (1/3)
  • Ajaxの“彗星”とともに現われたチャットサービス“Lingr”を使ってみた

    AJAXは洗剤の名前!? スパムメールの“スパム”が、もともとアメリカに古くからあるハムの缶詰の商品名をもじったものだと知らない人はいまどき少ないだろうが、最近話題の“Ajax”(エイジャックス:Asynchronous JavaScript and XML)が、アメリカで販売されている洗剤のブランド名をもじったものだと知らない人はいるのではないだろうか。 WikipediaでAjaxの項を引いて、もう少し“Ajax”という名前の元をたどると、それはギリシア神話に出てくる英雄の名前だったり、小惑星の名前だったり、はたまた16世紀末にイギリスで発明された水洗トイレのことだったりするようだが、ここでは、それはどうでもいい。 IT業界では昔から製品名やプロジェクト名を付けるときに、まず略称ありき、という遊びがよく行われる。たとえば東京工業大学の大規模分散スパコン、“TSUBAME(ツバメ)”とい

    Ajaxの“彗星”とともに現われたチャットサービス“Lingr”を使ってみた
  • もはや一流ではない日本経済──諸悪の根源は「家父長主義」にあり (1/2)

    「サイバーリバタリアン」とは何か 今週から連載を始めることになったが、最初にこの奇妙なタイトルを説明しておこう。 サイバーはともかく、リバタリアン、あるいはリバタリアニズムというのは、まだ日ではあまりなじみのない言葉だろう。定訳もなく、「絶対自由主義」とか「自由至上主義」とか訳されたりするが、これはちょっといけてない。 こういう奇妙な言葉が使われるようになったのは、米国でliberalが「大きな政府」を求める人々を指すようになったので、「小さな政府」を守る古典的自由主義者を「libertarian」と呼ぶようになったためだ。だからこのコラムでは、「libertarianism」を自由主義と訳すことにする。 サイバーリバタリアンという言葉も、10年ぐらい前から使われている。これはちょうど先月、新版の訳が出たローレンス・レッシグ「CODE version 2.0」のテーマのひとつだ(訳文が

    もはや一流ではない日本経済──諸悪の根源は「家父長主義」にあり (1/2)
    ysmatsud
    ysmatsud 2008/01/29
    なんでこんなに百度大好きになってるんだろう。そんなにお小遣いもらったんだろうか。
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