旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理 栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。 バックナンバー一覧 「川魚はあまり好きではないけれど、鮎だけは別格」という方は多いのではないでしょうか。 すらりとした形の美しさと、淡白で上品、香気溢れる味の良さで、鮎は古代から高級魚として扱われてきました。 鮎のおいしさの秘密は餌にあります。 鮎の塩焼 【材料】鮎…1尾/塩…適量/たで酢…大さじ1/はじかみ(芽生姜の甘酢漬け)…1本 【作り方】 ①鮎は肛門の手前を軽くしごいてフンを出し、洗って水気を拭き取ったら鮎が波打つように串を打つ。ヒレと鼻先が焦げないように化粧塩をして両面に軽く塩を振ったら、頭を下にして強火の遠火で両面を焼く。家庭