●Alex Tabarrok, “Getting Lucky on My Way to the Top”(Marginal Revolution, May 26, 2006) 私が大学院(ジョージ・メイソン大学)を卒業した(博士号を取得した)当時、若手の経済学者を対象とする雇用市場は冷え込んでいて、就職先を見つけるのが難しかった。運良くもバージニア大学で客員のポスト(講師)をゲットし、その後しばらくしてインディアナ州マンシーにあるボールステイト大学でテニュアトラック(業績次第で終身在職権が得られる可能性のある任期付き)の助教授の地位に就くことができたが、他に選択肢(採用のオファー)はほとんどなかった。ボールステイト大学の同僚たちは好人物ばかりだったが、何年か過ごしているうちに不満が募ってきて、「ええい、ままよ!」という気持ちでカリフォルニア州オークランドにある(シンクタンクの)インディペン