台湾・台北近郊の台湾桃園国際空港に到着した観光客(2011年4月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/SAM YEH 【4月18日 AFP】台湾政府は18日、同国を旅行中だった中国の反汚職活動家と伝えられる男性が政治亡命を申請し、現在申請内容を審査中であることを明らかにした。 現地メディアや人権団体は、この男性が中国の反汚職活動家、張向忠(Zhang Xiangzhong)氏であることを確認したと発表している。張氏は中国政府高官の資産公開を要求する運動に携わり、過去に中国本土で収監されたこともある。 張氏は今月12日に観光目的で台湾に入国したが、翌日にはツアー団体と別行動を取っていた。張氏は17日、政治亡命の申請について人権団体の「台湾人権促進会(Taiwan Association for Human Rights)」に支援を求めたという。 台湾の移民管理当局は張氏の所在を確認しているこ