世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。米最大のヘッジファンド運用会社ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏は「コロナ後には世界の秩序が大きく変化し、中国の覇権が鮮明になる」と読む。歴史上の経済・金融危機を分析し、2008年のリーマン危機でも投資収益を確保した同氏だが、分析データに過去のパンデミックを加えていなかったことを反省。データを再構築していることを明らかにした。――歴史
米国型の資本主義が大きな転機を迎えつつある。米主要企業の経営者団体、ビジネス・ラウンドテーブルは19日、従来の「株主第一主義」を見直す宣言をまとめた。金融危機後の10年間で力強い回復をみせた米国の企業社会だが、深まる格差や環境問題に向き合わざるをえなくなってきた。【関連記事】米経済界「株主第一主義」見直し 従業員配慮を宣言 公表した声明文は、株主利益を最も重視することが経済全体を前に動かすと考え
――アメリカを中心とした世界経済は、大きな曲がり角に差し掛かっているように見えます。 その通り。私には、世界経済はすでに問題を抱え始めているように見える。往々にして大きな問題は、皆があまり注目していないようなところから起きるものだ。たとえば(リーマンショックの前の)2007年の経済危機は小国のアイスランドから始まり、世界に広がっていった。 現在はラトビアやアルゼンチン、トルコなどが危機に直面している。だから、問題はすでに始まっているんだ。(それが世界的な大きな問題に発展するまで)あと1年かかるか2年かかるかはわからないが、その兆候はすでにある。だから危機感を感じるべきだ。 ――今はやはりバブル経済が破綻する「一歩手前」なのでしょうか? そう思うね。今月破綻するわけではないかもしれないけど、もうすぐだ。 ――2008年のリーマンショックのような状況になる可能性はありますか? 少なくともアメリ
リーマンショックと呼ばれている2008年の世界的な金融危機からあっという間に10年が経ちました。投資の王道と言われている「長期」×「分散」×「継続」でさえ、当時は役に立たないと感じるほどの大きな下落でした。しかしながら、大暴落は今後もあると思います。それを乗り切らなくては、資産運用においてよい結果を得ることはできません。 今回は「長期」×「分散」×「継続」が実践されていたはずの確定拠出年金(当時はほぼ企業型確定拠出年金加入者)を例に、対策を見ていきたいと思います。 リーマンショックで損を抱えていた人が報われた 当時は100年に一度の大暴落と騒がれました。保有している株式や投資信託がどこで下げ止まるかわからない恐怖が世界中に蔓延していました。それは確定拠出年金の加入者の間でも同じでした。 年金関係の専門誌「年金情報」によると、企業型確定拠出年金の加入者の2人に1人は元本割れで、10%以上元本
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く