9日、台湾から関西空港に到着した旅客機のトイレの中から数十キロの金塊が見つかり、税関は密輸目的で機内に持ち込まれた可能性があると見て調べています。 金塊は黒いポーチに分けて入れられ、機体後方に2か所あるトイレの壁の裏に隠されていました。 何者かが壁のパネルを外して隠したと見られますが、乗務員が壁に不自然な隙間があるのに気付いて発覚したということで、税関は密輸目的で機内に持ち込まれた可能性があると見て調べています。 一方、バニラ・エアは「不審物が持ち込まれた経緯を調べたうえで監視体制を強化していきたい」としています 金塊をめぐっては、消費税の支払いを免れたうえで売却しようと密輸事件が相次いでいて、関西空港でもことし4月に合わせて100キロの金塊を密輸しようとしたとしてマレーシア人10人が摘発されています。