先月下旬、津市で開かれた宗教団体の研修会で発生したはしかの集団感染が拡大し、22日までに確認された患者は三重県内で合わせて34人に上っています。三重県はさらに感染が広がる可能性があるとみて、注意を呼びかけています。 また、研修会に参加して感染した24人のうち、20人はワクチンを接種していなかったということです。 こうした事態を受けて、この宗教団体はホームページ上でコメントを発表し、「医薬に依存しない健康や、自然農法による安全安心な食を基にした信仰生活を重んじているが多くの感染者が出てしまい、社会的に不安が生じる結果を招いてしまった」としたうえで、今後、はしかなどのワクチン接種について保健所の指導に従うとしています。 一方、三重県の鈴木知事は23日の記者会見で、国立感染症研究所に支援を要請し、専門家の助言を受けながら対応にあたっていることを明らかにしました。 はしかは空気感染するために感染力