ブロックチェーンとスマートコントラクトとIoTが未来の自動車を創る。自動車自身がリースや保険の契約を行い、決済情報をセキュアに管理し、給油の頃合と近隣のガソリンスタンドを提案し、飲食店を検索して予約・ナビ・支払いまで済ませる。事例をもとに決済の未来に迫る。 ブロックチェーンを利用した自動車リース契約 高い関心を集めているブロックチェーン。仮想通貨ビットコインを支える基盤技術だが、「分散台帳を実現する技術」としてのインパクトは、契約や登記など社会経済を支えるインフラにまで及ぶ。 ▼関連記事 ブロックチェーンとは?金融業に革命を起こす新技術 入門編 2015年秋、VisaとDocuSignはブロックチェーンによって車のリース契約プロセスを効率化するという概念実証(Proof of Concept)を公表した。 車のリースは従来、リース契約だけでなく保険契約や決済など多くの書類が必要な業務だった