アルバイト先で長時間の労働を強要されたり残業代を支払われなかったりするトラブルが増えているとして、大学生などが労働組合を結成し、働いている学生を支援していくことになりました。 この労働組合は、首都圏の大学生や労働問題に取り組むNPO法人のメンバーなどおよそ20人が結成し、いわゆるブラック企業の問題にちなんで「ブラックバイトユニオン」と名付けられました。 ユニオンによりますと、学生がアルバイト先で出勤日を勝手に決められたり、勤務時間を過ぎても帰らせてもらえないうえ、残業代を支払われなかったりするトラブルが増えていて、学業に支障が出るケースも少なくないということです。 1日、メンバーが記者会見を開き、このうち大手衣料品メーカーで販売員のアルバイトをしていた大学3年生の男性は「週に70時間の勤務があり、授業があっても休みをもらえなかったうえ、制服として販売している洋服を買い取らされた」と体験を話