似非科学を批判して反原発派でいられるのか? - 非国民通信 別にね、「反原発業界」だけが反原発なわけじゃないし、反原発の運動をしているわけではないじゃないですか。反原発「派」なるものがごく限られた人々の特権的な立場である、であるわけもなし。その、科学的な見解を一切無視した反原発「派」なるものが反原発の主流であるということがこの問題を難しくしているように見えるけど、原発に反対する「ための見解」は必ずしも科学的知見に基づく必要はない。 もっとも、この話、反原発「派」にとっては「ニセ科学批判は敵」であることが自明なのかもしれない。何しろ科学的知見によって原発を批判する試みはたいていニセ科学とされてしまうように見えるからだ。そこにはひとつ矛盾があって、ニセ科学(あるいは誤った解釈)の知見を持ちだして「ほら問題あるじゃないか」と言うのは科学に信頼を置くという前提がないと本来は成立し得ない理屈だ。なの