ジンバブエの首都ハラレ(Harare)のスーパーマーケット(2010年10月13日撮影)。(c)AFP/DESMOND KWANDE 【11月27日 AFP】ジンバブエでは、最近まで、レストランで食事したあとはレジで大量の札束をバッグから取り出さなければならなかった。食事の時間よりも、札束を数えてもらう時間の方が長くかかっていたものだ。それも、注文できる品があったらの話である。 ザ・スタンダード(The Standard)紙のダスティ・ミラー(Dusty Miller)氏は、「注文したスープが出てきたらすぐに代金を支払っていたものです。デザートのプリンを待っている間に(スープの値段は)20%も上がってしまいますから」と振り返る。 だが今は、ハトのコンソメスープからブラジル産牛肉のステーキまで、豊富なメニューから選ぶことができる。しかも、米ドル札を数枚取り出すだけでよい。 以前は空っぽだった