日本の南を低気圧が発達しながら東北東に進んでいます。関東の平野部に雪をもたらすこともある"南岸低気圧"です。 こんなとき、レーダーエコーに特徴的なリング状の強雨域が見られることがあります。 いわゆる"ブライトバンド"。落下する降水粒子が雪から雨に変わる層(融解層)で、誘電率や粒子の大きさ、落下速度が変化することでレーダーの反射率が急増するために発生すると言われています。 南岸低気圧、ブライトバンド、共に気象予報士試験では必須項目ですね。 下図は今日のレーダーエコーの様子。愛知県と石川県・福井県境界付近にブライトバンドが見られますが、このリングの中心にそれぞれ名古屋気象レーダー、東尋坊気象レーダーが位置しています。 (気象庁HPより) このようなレーダーエコーが観測されると、気象業務支援センターから「データの利用に注意するように」という情報が出るのですが、何も知らない人が最終的なコンテンツの