もし仮に「脱成長社会」が実現したとすれば、そのとき「労働」はどのようなかたちを取ることになるのでしょうか?今回はこの問題を考えてみます。この問いに答えるためのひとつのヒントは、アルビン・トフラーが提唱した「生産的消費者prosumer(プロシューマー)」というアイデアです。 トフラーは未来学者として文明論的な視点から大きな時代の変化を分析し、『第三の波』『パワーシフト』などの著作で情報化社会のゆくえについて様々な予言・提言を行った人物として知られています。そのトフラーが『富の未来』のなかで提唱した概念が「生産的消費者」です。「生産的消費者」とはなにか。 第三の波 (中公文庫 M 178-3) 作者: アルビン・トフラー,徳岡孝夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1982/09/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 56回この商品を含むブログ (50件) を見る パワーシフト