トレーニングの後で、脱皮=皮を脱ぎ捨てたかのような体験を味わいたいなら、「暗写法」に勝るものはない。 アルファベットもおぼつかない子供が、英語の教科書を写して教室に持って来るが、あれとはまるで違う。 覚えているくらい親しんだテキストを使おう。 すでに、引けるだけ線を引き、思い付く限りの書き込みをし、「血肉になった」と自分では思っているテキストほどいい。 やり終えた後、愕然とすること、請け合いだ。 方法は言うまでもない。 テキストを見て、覚えて、ノートに書き写す。 これだけだ。 注意点がいくつかある。 (1)見ながら写さないこと 一度、テキストを読んで頭に蓄えてから、テキストは見ずに頭にあるものを紙に向かって書き出すこと。 「暗写法」とは「暗唱+書写」のことだ。 最初は1センテンスでいい。慣れると1~数パラグラフずつ、やれるようになる。 見ながら写す作業は、慣れて来ると(とくに「ひたすら」や