ブックマーク / www.unjyou.com (10)

  • 十戒二十則の現在、そして本格ミステリとは何か - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    ある編集者の気になるノート - 推理小説を書くのに、こんなに「ルール」があるって知ってた? 萌え理論Blog - 現代ミステリに十戒も二十則もいらないのでは ビジネス書の編集者であるらしい方が「推理小説を書くのに、こんなに『ルール』があるって知ってた?」と軽い調子で、ノックスの十戒とヴァン・ダインの二十則を紹介されています。 これ自体は特に驚かされませんでした。実際、ミステリ読みでなければ、十戒も二十則も知らずに暮らしていけることでしょう。まあ、でもミステリ系のエントリと言えるのでとりあえずブクマしておくかと思ったら、思っていた以上にブックマークされていて驚きました*1。実際にブクマコメントその他を見ていってみるとネタ扱いしている方もいたのですが、マジレスされている方もいてさらに驚きです。 ま、そんな感じで十戒二十則の現在、そして格ミステリとは何か、です。 最初に結論。 ノックスの十戒と

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  • 何を以ってフェアとするか、および倒叙の魅力 - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    萌え理論Blog - 現代ミステリに十戒も二十則もいらないのでは 萌え理論Blog - ミステリの一戒・一則を考える 前回のエントリでは一戒・一則は「現代ミステリの条件」でしたが、新たに追加されたエントリにおいては「フェアな推理小説の(必要)条件」と言いなおされています。何事もなかったかのように「現代」といういつからいつまでを指すか極めて不明確な言葉が外され、「フェアな」という形容詞が加えられているけれど、些末なことなのでここでは特に追求しません。 今回は主に3点について。まず最初に、秋山の言説が曲解されている可能性があるのでその補足をして、後はタイトルに挙げた2点について。 「だから、」に関して 十戒と二十則がフェアであるために作られた指針であることを踏まえ、かつミステリが必ずしもフェアでなくとも構わないという2点を承知していないと、突拍子もないことを言うはめになると思います。なにも清涼

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  • 一般文芸全体とライトノベルを図解 - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    あと、“文壇”というのだろうか、純文学やら一般文芸やらの構造がわからない。 ラノベなら、大手レーベル3つ*1、中堅レーベル3つ*2、新規レーベルが3つ4つ*3、というのがコアにあって、電撃ハードカバーや富士見のStyle-Fがあって、隣国として講談社ノベルス・BOXやハヤカワみたいなのがあって。という分かりやすい構造になっている。 一般文芸はどうなってんだろう。桜庭一樹や有川浩はいまどのあたりに立っているのか。さっぱりわからんのよなぁ。模式図とかないだろか。 http://d.hatena.ne.jp/sunanotori/20070806/1186327583 説明しよう! ……と、格好よく説明することができれば格好いいのですが、秋山も一人前に語ることができるほど詳しいわけではありません。とは言え、ライトノベルを専門的に読んでいる方に比べたら、すこしは知っているので、自分の知識を整理しつ

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  • ミステリクロノ予習にループ物ブックガイド - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    ライトノベルの文脈で見事にミステリしていた『トリックスターズ』の作者・久住四季の新シリーズ『ミステリクロノ』。以下、電撃ブートレッグより。 世界の法則(ルール)を飛び越え、出会ってしまった二人の物語 ◆───────────────────────────────◆ ◆ミステリクロノ ◆    【著/久住四季 イラスト/甘塩コメコ 定価:599円】 ◆───────────────────────────────◆ 「君さ、一体何者なの?」「……阿部真里亜(あべまりあ)。あたしは、天 使だ」 舌足らずにしゃべる女の子に遥海慧(はるみけい)は戸惑った。彼女は探し 物をしているという。それは──リザレクターという時間を巻き戻せる不 思議な注射器だった。そして衝撃的な事実も判明する。このような代物が あと六つ、この町にあるというのだ。世間知らずにも程がある真里亜では 到底探しきれないと踏んだ慧は

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    yu_i
    yu_i 2007/07/04
  • ループ物リストリストとブックガイドの選定基準 - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    id:REVさんにブクマ経由でループ物リストを教えていただきました。 yu_iのブックマーク / Re ケン・グリムウッド以前と以後とに分けていいのかな。 LoopAndReplayFictions 一番下のだけ見たことがありました。と言うか、○○なラノベって面白いですね! ちょうど更新を休んでいた時期だったので、知りませんでした。 上で捕捉されていないところでは、ループ物からは少しずれますが、安田ママさんが2001年に作ったリストや、 タイムトラベルフェア id:mmmichyさんが2003年に作ったリストなどが自分の知る限りではありますね。 タイムスリップ小説リスト 国内編 タイムスリップ小説リスト 海外編 で、このようなリストがあるのに、どうして「ミステリクロノ予習にループ物ブックガイド」を書いたかと言うと、これは別に「ループ物のリストを作ろう!」とか、そういう意図はなくて。ただ単に

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    yu_i
    yu_i 2007/07/04
    タイムスリップ物に関するリンク幾つかあり
  • 今のうちに入手しておくべきソノラマ文庫+アルファ - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    twitterでid:kirisakinekoさんとid:deltazuluさんが「今のうちに入手しておくべきソノラマ文庫ってなんでしょうね」とお話していたので、自分だったらここらへんかなとピックアップしてみました。以下のリストの中では、小川一水『疾走!千マイル急行(上・下)』が比較的、最近のですね(2005年7月&9月刊)。後は秋山完と岩隆雄も抑えられるなら抑えておいた方がいいですね。他の作家のはここで逃しても、他社から復刊される見込みが、僅かではあれどありますが、このふたりに関しては、既に第一線で活躍している小説家とは言いがたいので、ここで逃したらもう次はないような気がします。 文庫 秋山完『ラストリーフの伝説』『リバティランドの鐘』『ペリペティアの福音(上・中・下)』 岩隆雄『星虫』『鵺姫真話』『イーシャの舟』『ミドリノツキ(上・中・下)』『鵺姫異聞』 小川一水『アース・ガー

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  • ×××を刺激するエロゲー - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    id:REV:20061019さんの「感銘を受けた作品」を経て、id:y_kamishiro:20061021さんの「×××を刺激するエロゲー」を知ったので、秋山も少し考えてみました。×××に当てはまるキーワードは特に想定していません。感銘を受けた、面白いと思う作品を挙げてみたいと思います。 1.『果てしなく青い、この空の下で・・・。』 シナリオ/鷹取兵馬 原画/たかみち 音楽/SYUN 一作目は何と言ってもこれでしょう。山間の田舎町を舞台にした物語で、『ロケットの夏』『僕と、僕らの夏』『ひぐらしのなく頃に』の先駆けになったであろうノスタルジィを意識させる名作(BGMを使っているシーンよりも、蝉の鳴き声や川のせせらぎといった効果音だけのシーンの方が圧倒的に多い)。 「年度をもって学園は閉鎖となります、皆さんどうか最後の一年間を大切に過ごして下さい」という先生の言葉から始まり、主人公を含

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    yu_i
    yu_i 2006/10/22
    こ、このラインナップは……! 師匠と呼ばせていただきたい!
  • 新しい水脈〜ライトノベル三大奇書 - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    海燕さん(id:kaien:20060925:p2)がライトノベル三大奇書について述べていました。ウィンドバードさん(id:kazenotori:20060912:1158030172)の挙げたライトノベル三大奇書が念頭にあるものと思います。 秋山の興味はどちらかと言うとライトノベル三大奇書と言うより、ミステリ三大奇書/四大奇書、アンチ・ミステリー、黒い水脈にあるのですが、こちらは未読のが多いのと、調査が滞っているので、ちょっと行き詰まっている感じです。 不完全な認識ではありますが、秋山が思うにミステリにおける奇書は空前絶後という文字で代替できます。つまり、それ以前にそれに類するミステリはなく、またそれ以降もそれを越えるミステリは存在しない、ということです。三大奇書の小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、夢野久作『ドグラ・マグラ』、中井英夫『虚無への供物』に関しては、この条件を満たしています。お

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  • 966『Sweet Blue Age』 - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    Sweet Blue Age 作者: 有川浩,角田光代,坂木司,桜庭一樹,日向蓬,森見登美彦,三羽省吾出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/02/21メディア: 単行購入: 5人 クリック: 603回この商品を含むブログ (109件) を見る『野性時代』に掲載された、青春をテーマにしたアンソロジィ。面白い作品が多く、非常に完成度が高い。 角田光代「あの八月の、」これはいきなり傑作。登場する人物は三十代前半と見受けられ、彼らが大学生時代を振り返るようにして、物語がその輪郭を少しずつ明らかにしていくのだが、その見せ方も上手ければ明らかになってゆく過去と、その対比とされる現在がまた上手い。角田光代は雑誌やアンソロジィに掲載された短編しか読んでいないが、もう好きな作家のひとりに加えたいぐらいの傑作。のっけからこういう作品が来てくれると、俄然、やる気が出る。 有川浩「クジラの彼」これも傑

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  • ライトノベル - 雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

    ヤングアダルト――SFとファンタジィを、若者に。 79 栗薫『グイン・サーガ』*1 高千穂遥『ダーティペア』 平井和正『幻魔大戦』 富野由悠季『機動戦士ガンダム』 80 新井素子『いつかになる日まで』 82 夢枕獏『キマイラ吼』 菊池秀行『魔界都市〈新宿〉』 田中芳樹『銀河英雄伝説』 83 菊池秀行『吸血鬼ハンターD』 84 藤川桂介『宇宙皇子』 笹祐一『妖精作戦』 神林長平『戦闘妖精・雪風』 久美沙織『丘の家のミッキー』 85 荒俣宏『帝都物語』 86 火浦巧『未来放浪ガルディーン』 ゲームとアニメの存在、自分たちのために。 88 水野良『ロードス島戦記』 竹河聖『風の大陸』 89 神坂一『スレイヤーズ!』 深沢美潮『フォーチュン・クエスト』 あかほりさとる『天空戦記シュラト』 91 小野不由美『魔性の子』*2 新城十馬『蓬来学園の初恋!』*3 麻耶雄嵩『翼ある闇』*4 92 氷室

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    yu_i
    yu_i 2006/06/03
    ラノベ年表
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