ブックマーク / ashizu.hatenablog.com (1)

  • 偽者として生きるということ――『魔法少女リリカルなのは』に見る現代的な不安 - metamorphosis

    フロイトは「精神現象の二原則に関する定式」という論文の中で次のような奇妙な夢を報告している。 ある男が父が長いあいだ苦しんだ不治の病気を看病したが、父の死んだ翌月に何回も次のような夢を見たという。父がまた生きかえって、昔のように彼に話をしている。ところが彼は、父がもう死んでしまっているのに、それを知らないでいるのを非常に心苦しく感じていた。 (『フロイト著作集6』、井村恒郎訳、人文書院、1970年、41頁) 自分がもうすでに死んでいるのにそのことを知らないということ。ここにひとつ現代的なモチーフを見出すことができるような気がする。 こういうことを僕が思ったのは、『魔法少女リリカルなのは』のアニメ(第1期)を改めて見たからなのだが(劇場版『なのは』も見た)、この作品に登場するフェイトというキャラクターが抱えている問題というのも、まさに、この「自分がすでに死んでいるのを知らない」という状態では

    偽者として生きるということ――『魔法少女リリカルなのは』に見る現代的な不安 - metamorphosis
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