ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (3)

  • ノアの洪水の最中に「火事だ!」と叫ぶことこそ最適戦略? - himaginary’s diary

    Nick Roweが面白いことを書いていたので、以下に拙訳で紹介する。 私が米国のブロガーだとしよう。私のブログは非常に人気があり、読者は私が言うことをすべて信じるものとしよう。一方で、実際に政策に影響を与えコントロールする人々は、私が完全にいかれていると思っているものとしよう。 そういう立場に置かれた場合に自分がどうするかは自分でも良く分からないが、どういう衝動に駆られるかは分かっている――「インフレがやってくる! ゼロ金利という金融政策は緩和的に過ぎるが、FRBの馬鹿者どもは手遅れになるまでそれが分からんのだ!」と叫ぶことだ。つまり、ノアの洪水の最中に「火事だ!火事だ!」と叫びたい衝動に駆られることだろう。 そして、私の予言は自己実現的なものとなるだろう。 人々がインフレと経済の実質成長を予想する世界では低過ぎる低水準の名目金利が、人々がデフレと経済の実質的な低下を予想する世界では高過

    ノアの洪水の最中に「火事だ!」と叫ぶことこそ最適戦略? - himaginary’s diary
    yubnyu
    yubnyu 2010/07/14
    面白い
  • もう一つのトリレンマ - himaginary’s diary

    経済学においては、国際金融のトリレンマと呼ばれる有名な関係――資移動の自由、国内金融政策の独立性、固定為替相場は同時に達成できない――がある。たとえば昨日紹介した研究は、このトリレンマが海外の出稼ぎ労働者からの送金で緩和される、という話だった。このトリレンマはマンデル=フレミング・モデルの帰結として導かれるので、マンデル=フレミングのトリレンマや、マンデルのトリレンマとも称される。 一方、ダニ・ロドリックは、国際経済におけるもう一つのトリレンマの概念を提唱している。それは、以下の3つは鼎立不可能というものである。 民主主義 国家主権 経済統合 彼は5/11付けのProject Syndicate論説で、ギリシャ危機はそのトリレンマの表れであった、と分析している(Economist's View経由;なお、そこではロドリックが早くも2007年にこの概念を提唱したエントリにもリンクしている)

    もう一つのトリレンマ - himaginary’s diary
    yubnyu
    yubnyu 2010/05/16
    民主主義と 国家主権と 経済統合はトリレンマ、という説
  • 市場原理主義の方が議論が簡単? - himaginary’s diary

    というボヤキめいたブログポストをMark Thomaが書いていたので、以下に訳してみる(原題は「Is Market Fundamentalism the Easier Argument?」)。 おそらくこれは「隣の芝生は青く見える」という話になるのだろうが、今日私が出席したミルケン・グローバル・コンファレンスのこれまでのセッションで数多くの論者がそうしたように、市場原理主義者が自分の立場を論じる時、私は嫉妬を覚える。彼らの議論の立て方は実に容易だ。問題が何であれ、解答は――表現方法には非常に様々な創造的工夫が凝らされてはいるが――いつも同じである。政府は邪魔をするな、市場の魔法に任せよ。減税、政府支出削減、規制緩和は常に事態を改善し、悪化させることは無い。そして、たとえ市場に問題があったとしても、それは政府のせいにできる。市場原理者といえども市場の失敗が存在することは否定しようがないので認

    市場原理主義の方が議論が簡単? - himaginary’s diary
    yubnyu
    yubnyu 2010/05/03
    市場原理主義を批判する側が常に立証責任を負うというボヤキw
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