不動産情報サービスのアットホームは,会員である不動産会社の約3万5000店舗に向けた情報システム「ATBB」を構築している。旧システムからのデータ移行とユーザー教育を進めており,2009年秋に全国展開がすべて完了する予定だ。 同システムの管理対象となる物件情報は約250万件。物件情報を会員内で流通させるなど不動産仲介業務の支援機能を備えるほか,地域,沿線,賃料など複数の条件から,入居可能な物件を検索できる。ATBBでは新たにGIS(地図情報システム)と連携する機能を実装。不動産会社の担当者が,地図上にプロットされた物件の情報を示しながら来客者に応対できる。 開発にはイーシー・ワンが協力。開発基盤として同社の「cFramework」を採用した。アットホーム社内で保守や追加開発ができるよう,イーシー・ワンがアットホームのシステム担当者に対し技術教育を実施する予定である。
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