世界中で広く使われているインターネットの閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」について、開発したマイクロソフトは、最新版以外のセキュリティー対策を12日で終了します。専門家は、サイバー攻撃が巧妙化するなかで、ソフトウエアメーカーの対策には限界があり、利用する個人や企業などの側でのセキュリティー対策がより重要になっていると指摘しています。 マイクロソフトは、「インターネット・エクスプローラー」でサイバー攻撃を受けるおそれがあるプログラム上の弱点が見つかった場合、「パッチ」と呼ばれるばんそうこうのような修正プログラムを作り、無料で配布しています。 しかし、先月までの2年間に見つかり「パッチ」を作成した弱点は合わせて527にも上り、そのうちの85%は情報漏れにつながるおそれがある危険性が高いものとなっています。 このため、マイクロソフトは、これまでの態勢で安全対策を続けるのは難しくなった